粕本集呆の「競馬の花道」

カスPこと粕本集呆と逆神の権兵衛による、日本で唯一、当たらないことを"売り"にしている競馬予想ブログ。

高松宮記念の傾向(?)その弐

高松宮記念の傾向その2。

スプリント戦は馬格がある馬が好走する傾向にあります。最低450キロは欲しいところ。ただ、あまり超大型馬も好走しない傾向にあるようで、450~500がベターか。

あと、JRAの公式HPにありましたが、過去10年に3着以内に入線した馬30頭のうち21頭は、勝ち馬もしくは負けても勝ち馬から0.2秒差以内に抑えているという。

 

1番 ビッグシーザー 吉田隼 524/516 西 GⅢ2着(0.2)

2番 マッドクール 坂井 548/522 西 香港GⅠ8着(0.7)

3番 ナムラクレア 浜中 484/478 西 牝馬GⅢ2着(0.0)

4番 モズメイメイ 藤岡佑 466/466 西 牝馬GⅢ12着(0.9)

5番 トウシンマカオ ルメール 484/480 東 GⅢ1着

6番 ルガル 西村淳 532/522 西 GⅢ1着

7番 テイエムスパーダ 富田 510/502 西 GⅢ14着(1.4)

8番 ソーダズリング 武 474/472 西 牝馬GⅢ1着

9番 シャンパンカラー 吉田豊 518/508 東 ダートGⅠ16着(2.7)

10番 ビクターザウィナー リョン 490/495 香港 香港GⅠ1着

11番 メイケイエール 池添 494/494 西 牝馬GⅢ10着(0.6)

12番 ロータスランド 岩田康 500/492 西 牝馬GⅢ6着(0.3)

13番 ウインカーネリアン 三浦 517/518 東 GⅢ2着(0.2)

14番 ママコチャ 川田 498/486 西 GⅡ5着(0.2)

15番 ディヴィーナ デムーロ 440/418 西 香港GⅠ11着(1.1)

16番 ウインマーベル 松山 486/476 東 GⅢ1着

17番 マテンロウオリオン 横山典 496/484 西 GⅢ8着(0.8)

18番 シュヴァルツカイザー 大野 506/502 東 GⅢ13着(1.0)

(馬体重は左がJRA発表の調教後のもの、右が前走時。東は美浦、西は栗東。カッコ内の数字は勝ち馬からのタイム差)

 

太字は前走1着もしくは負けても0.2秒差以内。そのうえ追い切り後馬体重が500キロ以下の馬は赤の太字にしました。

過去10年の3着までの馬体重を見ると、10年前~6年前くらいはデカい馬も目立ちますが、近5年くらいは450から500キロちょっと越えたくらいか。昨年勝ち馬ファストフォースは518キロでしたが、近5年で510キロ越えた3着以内の馬はこの馬だけ。あと、大幅馬体増の馬は危険。2022年レシステンシアは18キロプラスで、1番人気6着。昨年のメイケイエールもプラス9キロで1番人気12着。一方、大幅馬体減は好走する傾向に。昨年勝ったファストフォースはマイナス8キロ。一昨年勝ったナランフレグはマイナス12キロ。2015年に勝った外国馬エアロヴェロシティは524キロと大柄ですが、マイナス16キロ。その他2桁減で好走した馬が何頭か見かけられる。

ディヴィーナは22キロプラスですが、如何せん小柄すぎるので、良いことと言えるか?前走大敗したとはいえ香港のレースなので度外視できないこともないですが、その前の「エリザベス女王杯」7着で0.4秒差をどう評価するかでしょう。ただ、「エリザベス女王杯」と今回は距離が全然違う。一方ルガルの532キロはちょっと肥えすぎかも。

中京巧者はビッグシーザー(2.0.0.0)、マッドクール(3.0.2.1)、ディヴィーナ(4.2.0.1)、ウインマーベル(2.1.0.3)。気になるのはトウシンマカオの(0.0.0.3)。東京で結果を出しているので左回りは不得手ではないと思うのですが、中京は人気以上の着順に来たことがない。特に3歳時の「ファルコンS」1番人気5着、昨年このレースでの5番人気15着はいただけない。ちなみに「ファルコンS」は稍重、昨年のこのレースは不良。週末雨予報なので、馬場での割引も必要かも。

最後に騎手ですが、このコースは圧倒的に川田が得意らしい。福永とツートップだったのですが、福永が調教師に転身して川田独走に。そういえば福永は改装前の昔の中京芝1200も得意でした。川田はママコチャに騎乗。過去10年で2勝ですが、昨年までドバイワールドカップと日程が重なっていたせいか、意外と出場している回数は多くない。トウシンマカオルメールも同様。