粕本集呆の「競馬の花道」

カスPこと粕本集呆と逆神の権兵衛による、日本で唯一、当たらないことを"売り"にしている競馬予想ブログ。

オリビエ・ペリエ騎手引退

4月24日の競馬の結果

大井競馬「羽田盃」…カスP 馬連850円的中(3点)/逆神の権兵衛 ハズレ

1着 4番アマンテビアンコ(1番人気)カス〇 権〇

2着 1番アンモシエラ(4番人気)カス◎ 権▲

3着 フフロインフォッサル(8番人気)

勝ちタイム 1:53.9(不良)

コースレコード 1:49.6(2011年)

 

―利益は期待できないので、ガッポリ儲けたい方は今週開幕の新潟競馬でお楽しみください。

………三連複17,270円

交流GⅠ恒例

権兵衛の鉄板砕き

孔明:しかし、8→4→1の罠は

私らしからぬ稚拙な罠であった。

これに引っ掛かったのは

余程のバカで、かつ

欲に目が眩んでいる者くらいだろう。

……!?

せっかく馬連的中したのに、8→4→1の罠にかかって台無し。

ブルーサンは懸念した通り。最内のアンモシエラが逃げたのは意外でしたが、2着に粘ったから結果オーライ。そして3着は最低人気。

ユニコーンSを予想しようと思いましたが、京都1900メートル?ネット新聞をざっと見たところ、どうも難しそう。70円(ネット新聞1レースの値段)捨てて退いたほうが良さそう。月曜日は兵庫の交流重賞笠松の重賞―あと「ウマ娘」のレース?—があるので、明日の天皇賞とそちらに戦力(種銭)を投入します。

 

オリビエ・ペリエが引退。私が競馬をはじめて間もない頃、藤澤和雄厩舎のシンボリクリスエスゼンノロブロイで大活躍したフランス人騎手。フランスに留まらず世界のトップジョッキーでありながら傲慢なところは微塵もなく、日本の競馬ファンに愛されました。その一方で2012年、宿願の日本馬凱旋門賞制覇を人気薄馬で阻んだ。あのとき久しぶりにペリエの名を目にしたと思ったのですが、オルフェーヴル凱旋門賞制覇まであと一歩というところで、無情にもペリエ鞍上のソレイユに差されたのが10年以上前のことだと気づかされ、時の流れの速さを思い知らされました。あれ以降、毎年のように日本馬が挑戦していますが、あのときほど惜しいレースはない。ただ、個人的にはペリエにやられて良かったと思っています。まだ追い続けられる夢がある。地方所属馬も1999年のメイセイオペラ以来中央のGⅠを25年勝っていませんが、今年のイグナイターのように中央GⅠに挑戦となると、まぁ厳しいだろうなとは思ってもついつい注目してしまいます。香港やドバイのように勝つことが珍しくなくなってしまうと、大挙して遠征するようなり、中には日本のGⅡひとつふたつ勝った程度の馬も混じっていたりする。世界チャンピオンになろうと挑む、チャレンジャーとしての緊張感がなくなってしまっているような気がしてならないのです。

話をペリエに戻せば、今年は騎乗数が極端に少なかったことから、前々から引退説が囁かれていました。私が競馬をはじめた頃は20代半ばで、ペリエはベテラン騎手だと思っていたのですが、51歳というから、実は私とほぼ同年代。まぁ……頭の上の方ばかりに目がいっていたので、そう思ってしまったのでしょう。でも2012年と2024年の自分を較べても、気力体力ともに雲泥の差がある。アスリートは私たちよりはるかに自己の衰えに敏感なはず。ペリエはここまでよくやったと思います。日本の中央や地方にもペリエより高齢の現役騎手は多くいますが、頂点に立った騎手になると、ただ長く続けることが美徳にならない。引き際も世間に注目される。

「今日が最後の日であるということを、私はたぶん認識できていません。涙が出るのは、もう少し後になってからかもしれませんね」

そういえば全然違う目線で引き際が注目された御仁が最近日本にいましたな。耄碌した挙句見苦しいことこのうえない引退会見で、更に能力のほども知れない息子に跡を継がせようとする和歌山の政治家。較べるのはペリエに対し失礼このうえないのですが。