粕本集呆の「競馬の花道」

カスPこと粕本集呆と逆神の権兵衛による、日本で唯一、当たらないことを"売り"にしている競馬予想ブログ。

粕本集呆の「競馬の花道」トップページ2024

このページは常に先頭に位置しています。

 

馬券舞台の花道は 

縦目もあれば ガミもある

ハナで届かぬ馬あれば 

買わぬ馬来て愚痴ひとつ

何故に勝てない ここ一番

嗚呼……沈むねぇ……

 

競馬予想はすべり芸
逆神トリオの横すべり

金は全然降ってこないが

金たらいなら落ちてくる

 

このブログはカスPこと粕本集呆の競馬ブログになります。

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真夜中のカスP (blog.jp)

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また当分コメントについては承認制とさせて頂きます。従ってコメント投降後すぐにはブログには反映されませんのでどうかご了承ください。

 

当たる予想が見たいなら、

他を当たれ。

(2024年上半期「権兵衛カスPGⅠ対決」アンバサダー・諸葛孔明)

私たちはわざとハズしているのです。

メイショウタバル(3番人気)

まさかの殿負け!

 

4月13日の競馬の結果

中央中山「中山GJ」…カスP ハズレ/逆神の権兵衛 ハズレ

1着 8番イロゴトシ(2番人気) カス〇 権〇

2着 1番ジューンベロシティ(5番人気)

3着 10番ニシノデイジー(3番人気)カス△ 権▲

 

4月14日の競馬の結果

中央中山「皐月賞」…カスP ハズレ/逆神の権兵衛 ハズレ

モリアテ教授 ハズレ

1着 13番ジャスティンミラノ(2番人気)カス△

2着 12番コスモキュランダ(7番人気)権〇 カス▲

3着 8番ジャンタルマンタル(3番人気)権×

諸葛孔明:2レースともに

大して波乱でもないのに、

どうして全員ハズれる?

さすがの私も言葉を出し尽くした……。

やよいさん:とゆーわけでぇ、今回は特別に

シスター・クラリスさんを呼んできましたぁ。

神の癒しの言葉を授かってくださぁい。

ちなみにシスターはカトリック

牧師はプロテスタントですぅ。

日本でいえば

日蓮正宗創価—(以下略)

シスター・クラリス

皆さん。ブログを見る人を楽しませるために

わざとハズしておられるのですね。

人とは罪深きもの。的中して喜ぶ人より

ハズれて項垂れる人を見る方が

心癒されるものです。

でも、貴方がたがそこまで自らを犠牲に

されることはありません。

何故なら、

このブログ、

そんなに閲覧数は

多くありませんから。

さぁ、思う存分万馬券を当てなさい。

そしてギャンブルで稼いだ

不浄なお金を教会に寄付して

清める(マネーロンダリング)のです。

 

マイネルグロンといい、メイショウタバルといい、呪われているような負け方をしてしまいました。今年は「羽田盃」、「東京ダービー」と交流GⅠがふたつ増えたというのに、こんなんで大丈夫なのか?

小牧太地方競馬—兵庫―の騎手試験を受け、里帰りしようとしているみたいで。小牧や、今回皐月賞を勝った戸崎のように地方競馬の騎手がJRAに移籍したり目指すというのはよく聞きましたが、JRAの騎手が地方競馬に移籍というのは、少なくても私が競馬を始めて以降は聞いたことがありません。過去に藤田伸二ホッカイドウ競馬を受験して落ちましたが、正直どこまで真剣だったか疑わしいところもありました。

これはひとつには、中央と地方の格差があまりに大きく、中央から地方への移籍は恥という概念があったからかもしれません。10年ちょっと前は南関を除けば、家族を養うどころか自身が食べていけるかどうか…という競馬場もゴロゴロありました。笠松八百長事件もそういった背景がありました。しかしネット投票の普及により売り上げが飛躍し、勿論中央との差は歴然なれど、以前のような絶望的格差は縮まってきたように思えます。最近地方騎手が中央への移籍を目指すという話をあまり聞かなくなったのも、地方競馬の経営立て直しと関係者の待遇の改善が進んでいるからかもしれません。

ふと思うのですが、地方競馬が、中央競馬で志果たせなかった若手騎手のセカンドキャリアの場となることもありかもしれません。中央では現在、乗り鞍が集まる騎手とそうでない騎手との格差があまりに大きく、後者は幽霊状態の騎手もひとりやふたりではない。現役ではないにしろ、中央の競馬学校を退学させられた石崎駿が南関でデビューし活躍した。南関は乗り鞍に恵まれない騎手がゴロゴロいますが、笠松のように乗り手不足で、レースによっては出場する騎手のおよそ半分が愛知の騎手という競馬場もある。勿論無尽蔵に受け容れると、今度は地方の若手の機会が奪われることになるから一定の条件を課さなければいけませんが、地方に降った馬が世界のレースに挑んだり、まだ南関に限られているとはいえ、交流重賞で中央勢を返り討ちにすることが目立ってきた昨今、地方への移籍が屈辱にみちたものという感覚も薄れてきたのでは。これもまだ南関に限った話ですが、「羽田盃」、「東京ダービー」が交流GⅠ化されたことにより、中央の3歳ダート馬の主戦場は南関の競馬場になるし、それによってダートの素質馬が中央に固執せず、早い段階から地方に移籍することで、地方のレベルアップも期待できます。一部の地域とはいえ中央と地方の垣根が少しづつなれど低くなっている今、賞金云々を度外視して、馬に乗りたいという中央の騎手のセカンドキャリア(小牧太の場合はサードキャリアだが)の受け皿として、少しばかり門戸を開けてみるのもありかと。

日曜中山メイン「皐月賞」(3歳GⅠ)予想

ここ最近、中国の歴史関連の本ばかり読んでいたので、結構前に買って読まないままだった馳星周の長編小説「黄金旅程」を読んでいます。エゴンウレアという、GⅠで2着にまではなるが、なかなか勝てない馬をGⅠ戴冠に導こうというホースマンたちの物語。「黄金旅程」というタイトルは、ステイゴールドの香港での名称。エゴンウレアのモデルもステイゴールドで、名前自体ステイゴールドバスク語(バスクはフランスとスペインに跨る地方で独自の文化、言語を持つ。スペインの方では90年代に独立運動でテロも多発した)で表したもの。元々馳氏は競馬には興味なかったのですが、奥さんが見ているのにつられて自分も見るようになり、ステイゴールドに魅せられたそうです。

そのステイゴールドの血を継ぐ馬が一頭、このレースに出てきます。ゴールドシップの息子・メイショウタバル。そして管理する調教師は石橋守

昨今、リーディングを賑わせている調教師の殆どが社台、特にノーザンファーム頼み。要はノーザンファームからどれだけいい馬を預けてもらうか、その営業力が厩舎の明暗を分ける。そんな中、石橋師は管理馬37頭、ダーレージャパンは数頭いますが社台系の生産馬が皆無。ノースヒルズの馬さえいない。松本好雄氏の「メイショウ」の馬が多いのですが、松本氏は社台の生産馬は頑なに持たない。馬主の松本氏はともかく、調教師は社台と縁がなければ生きていけない今の中央競馬界、ここまで社台と縁がない厩舎は希少種としか言いようがない。

話を馳氏の小説に戻せば、ステイゴールドは社台の白老ファームの生産馬なのですが、物語に登場するエゴンウレアは、浦河の小牧場の生産馬。社台グループは物語の中では「千歳グループ」とされ、ノーザンファームは「ノール・ファーム」と称されています。やはり浦河の生産者たちは皆、打倒千歳グループ、ノール・ファームに燃えている。メイショウタバルも浦河の三嶋牧場生産。比較的よく知られた牧場ですが、非社台。

石橋守といえばメイショウサムソン。今から18年前、2006年の皐月賞ドリームパスポートとの馬単29,670円をゲットしました。ダービーウィークに名古屋栄のパルコでJRA主催のトークショーがあったので見に行ったのですが、ゲストに呼ばれた石橋守がまるで彫像のようだったのを未だよく憶えています。

月日は経ち、調教師となったのですが、こんな朴訥な人がやっていけるのか?と余計なお世話ながら心配さえしました。社台に擦り寄ることを潔しとしないのか、それともそうしたくてもできない性格なのか。檜舞台になかなか辿り着けなかったのですが、今年メイショウタバルで毎日杯を制覇、ついに重賞勝ちの勲章を手にしました。しかも、騎手時代の石橋に最後の勝利をプレゼントした牝馬メイショウツバクロの仔。案の定社台軍団や、IT長者が要する外国産の2億8000万円馬が火花を散らすクラシック、どこまでやれるかわかりませんが、競走馬をギャンブルの駒としてしか見られなくなった昨今、ギャンブル抜きで心情的に勝って欲しいと思える馬がいるのは競馬ファンとして幸福といえるでしょう。

 

心情的な面抜きにして、ギャンブルとして見ると、結構難しいレース。朝日杯FSを勝ったジャンタルマンタルは気性が難しく、1800メートルの共同通信杯も終始折り合いに気を遣い、結果2着。2000メートルもつかどうか?ホープフルSを勝ったレガレイラは牝馬古馬ならともかく、クラシックで牝馬が勝つのは簡単ではない。ホープフルS以来だし、鞍上もルメールが負傷して北村宏司に。そのホープフルSで2着だったシンエンペラーはディープインパクト記念弥生賞も2着、気性の若さが課題として残る。ジャンタルマンタルを破ったジャスティンミラノ、シンエンペラーを破ったコスモキュランタ、デビュー2戦目できさらぎ賞を勝ったビザンチンドリーム、ホープフルS3着から若駒Sを勝って挑むサンライズジパングと多士済々。

 

<逆神の権兵衛の予想。単勝人気とオッズは前日のもの>

トライアル使わずに臨戦してくる馬も多く、力の比較が非常に難しい。人気馬の不可解な敗戦がこのところ続いているので、正直何を信用していいやら・・・

 

休み明けとはいえ、GⅠホープフルS勝っての臨戦で問題ないであろう

◎5枠10番 レガレイラ(北村宏/1番人気 3.6倍)

を、北村宏騎手なら無難に持ってくるだろう、と本命。

以下、なんだかんだで馬券にはなっている弥生賞1着馬の

○6枠12番 コスモキュランダ(モレイラ/8番人気 16.6倍)

ホープフルS、弥生賞と続けて2着と、手堅さは評価できる

▲7枠14番 シンエンペラー(坂井/4番人気 7.6倍)

前走きさらぎ賞の差し脚強烈だった2戦無敗馬

△8枠17番 ビザンチンドリーム(ムルザバエフ/6番人気 14.9倍)

前走共同通信杯2着は不満も、GⅠ勝ち後の調整過程としてなら及第点の

×4枠8番 ジャンタルマンタル(川田/5番人気 9.0倍)

までを加え、馬券は

8、10、12、14、17

の3連複ボックス(計10点)で参ります。レガレイラが牝馬だったと、馬柱見てやっと気付きました。(←おい)

 

<カスPの予想>

◎1枠2番 メイショウタバル(浜中/3番人気 7.1倍)

〇8枠17番 ビザンチンドリーム

▲5枠9番 アーバンシック(横山武/7番人気 15.0倍)

△6枠12番 コスモキュランダ

△5枠10番 レガレイラ

△7枠13番 ジャスティンミラノ

△7枠14番 シンエンペラー

×1枠1番 サンライズジパング(菅原明/13番人気 38.4倍)

 

メイショウタバルは前回は馬場が馬場だっただけに、良馬場の今回、やってみないとわからない。逃げないとダメという馬でもないようですが、このメンバーなら無理に抑えなければ自然とハナに立つでしょう。ステイゴールドの孫、ゴールドシップ産駒だけに気性は逸りがちですが、競りかけられても屈しない根性を持っている。結果はどうあれ、浜中には悔いのない騎乗をして欲しい。

買い目は馬連2-1、8、9、10、12、13、14、17で8点。

 

<値上げで大スポ買うのをやめたモリアテ教授の予想>

◎5枠10番 レガレイラ
勝負馬券は【10ー8・9・12・13・14・15】3連複軸1頭流しで。
ちなみに、猫の誕生日は10月15日です。

土曜中山メイン「中山グランドジャンプ」(障害GⅠ)予想

弟:だれだ~

兄:お前のあんちゃんだよ

弟:本当に俺のあんちゃんか?じゃあ

  次の問題に答えてみろ~

  世界で一番楽で収入がいい仕事は?

兄:岸田文雄の息子

弟:わーい、あんちゃんだ~

 

孔明:待て!中山GJと何の関係もないではないか?

何より、全然バカな答えになっていないぞ!

 

自分と身内にゃとことん甘い総理大臣。

 

大庭和弥勝浦正樹が引退を表明したのですが、引退に際しての二人のコメントに共通していたのが、乗り鞍がなく「貯金を取り崩していた」。そういえば田中勝春も引退間際には、乗り鞍がなかったことをぼやいているようなところがありました。今週騎乗馬が一頭もいない騎手もざらにいる。田口貫太なんて、土曜日9鞍、日曜日は重賞のアンタレスSを含めて11鞍ですが、これくらい乗っている若手が、減量が取れて何年か経つと、週に1、2鞍しか出番がなくなっているなんてこともざら。中央は勝って得られるものが大きいかわりに、結果が出せなければ容赦なく淘汰されていく。勝浦のようなGⅠ2勝のベテラン騎手でも引退に追い込まれる。勝浦が最後に重賞を制したのは2018年東スポ杯2歳Sのニシノデイジー札幌2歳Sも含め、勝浦に重賞を2勝プレゼントしたニシノデイジーは2022年中山大障害を制し、今回2度目の障害GⅠ制覇に挑みます。

中山グランドジャンプの予想を。マイネルグロンで堅いかな…?と最初は思ったのですが、どうもよくよくメンバーを見ると、先述のニシノデイジーも含め、一筋縄ではいかなさそう。

 

<逆神の権兵衛の予想>

このところ障害GⅠでは初挑戦で初勝利を飾る馬も出てますが、今年は昨年の中山大障害1~6着馬に中山グランドジャンプ勝ち馬と経験馬の層が厚い。実績的にも目立つ初挑戦馬が見当たらないだけに、素直に実績重視で良いかと思われます。

 

昨年中山大障害千切って快勝したのを含めオープン5連勝と手堅い

◎4枠4番 マイネルグロン(石神深)

で、軸は仕方がないか。

以下、昨年重馬場での圧勝の印象強いが、平地3勝クラスで掲示板に載ってて良でもやれそうな

○6枠8番 イロゴトシ(黒岩)

マイネルグロンには千切られたが、それなりに実力示した中山大障害2~4着の

▲7枠10番 ニシノデイジー(五十嵐)

△2枠2番エコロデュエル(小野寺)

×5枠5番 ビレッジイーグル(大江原圭)

までを相手に、馬券は

軸4

相手2、5、8、10

の3連複1頭軸流し(計6点)で参ります。今年は多分、波乱はないでしょう。

 

<カスPの予想>

◎4枠4番 マイネルグロン

〇6枠8番 イロゴトシ

▲5枠5番 ビレッジイーグル

△7枠10番 ニシノデイジー

×8枠12番 ダイシンクローバー(高田)

 

中山大障害を勝った後も、阪神SJを貫録勝ちしてここに臨むマイネルグロンVSその中山大障害は欠場したものの、叩きで3勝クラスの平地を走り、勝ち馬から0.9秒差とまずまずの結果を出した昨年の中山GJ覇者イロゴトシ。マイネルグロンは昨年の中山GJには出ておらず、両雄直接対決は初めて。

常連ビレッジイーグルは昨年大障害4着、今年もペガサスJSを勝って臨むものの、どうしても距離の壁がでてくる。今回大障害コースで実績ある馬が結構出てくるだけに、楽な戦いではないが、馬券圏内なら充分だし、◎〇両方が案外なら同期の三浦を抜いて大江原圭中央GⅠ制覇も夢ではない。もうひとりの同期・伊藤工真は今週乗鞍なし。昔は快進撃の三浦とは対照的にまったく結果が出せず、ネタにさえされていた大江原圭でしたが、障害に転向して、年に2回なれどGⅠレースで毎回チャンスを与えられている。ずっとコンビを組んでいるこの馬で決めたい。

ニシノデイジーは気性的に難しいところがあり、最後まで集中できれば勿論勝ち負けですが、ぷっつり切れてしまうこともある。阪神SJは落ち着きがあったといいますがマイネルグロンから2.5秒差の4着。あまり落ち着いていると、これはこれで却ってマイナスなのでは?と思えなくもない。

昨年3着馬のダイシンクローバーは大障害は6着。安田隆行師の引退により転厩初戦となりますが、仕上がりは悪くない。障害界も森一馬ら若手が次々と結果を出し、高田も以前より影が薄くなっていますが、まだ枯れるには早い。平地でベテランが次々と引退していく今春、障害ベテランの意地を見せて欲しい。

買い目は4を軸に三連複5、8、10、12に流して6点。三連単4、8→4、8→5で2点。

それから馬単5→4、8、10、12で4点。計12点。今回も懲りずに大江原に夢馬券を託します。

そして皐月賞……夢を託す馬は決まっています。ついにあの男が、GⅠの舞台に上って来た。私はこの日を待っていました。

藤岡康太騎手逝去

藤岡康太騎手が死去。享年35。

中央の重賞22勝。馬券でお世話になったのは2011年プロキオンS(シルクフォーチュン)くらいで、むしろ地方交流重賞常連のケイアイパープルとのコンビの方が馴染み深い。馬券的にお世話にならなかった中央の21勝中、GⅠは2勝なのですが、ともに一風変わった勝ち方でした。

最初の2009年NHKマイルCジョーカプチーノは10番人気だったのですが、レースは14番人気ゲットフルマークスが捨て身の大逃げでハイペース。藤岡康太鞍上のジョーカプチーノは離された2番手だったのですが、1番人気ブレイクランアウトら有力馬たちが後方で牽制し合っていたので、ジョーカプチーノと3番手以降はこれまた大きく離されていた。私も含めレースを見ている皆が飛ばしまくるゲットフルマークスばかり見ていたので、コイツはいずれガス欠を起こすと踏んでいたのですが、ゲットフルマークスと後方集団の間、ポツン一頭走っているジョーカプチーノは目に入らない。おそらく後方集団も、ゲットフルマークスは見ていても、自分たちの間にもう一頭いることに気づかなかったのでは?

そんな「死角」に入っていたジョーカプチーノは、元々気性がいいとは言えない馬だったのですが、前でゲットフルマークスが牽引車ならぬ牽引馬になってくれていることと、3番手以降が遠いところでやり合っている―特に後方集団の頭にいた4番人気フィフスペトルと5番人気レッドスパーダが道中消極的だったことから、この2頭が結果的に「蓋」になってしまっていた―ので、ちょうど真ん中でポツン一頭という、折り合いという課題を実にクリアし易い展開だったのです。10番人気とはいえ、ファルコンSを勝ち、NZTも不利を被りながらの3着と実績もあったので、気分良く走れさえすれば、勝つだけの力はあった。そして後方で有力馬の鞍上たちが自身の失策に気づいたときは、あまりに離され過ぎていた。3着も13番人気だったことから大波乱。当然私の馬券はハズれていて、何を本命にしていたかは忘れたのですが、テレビ越しに、蓋になっていたレッドスパーダ(2着)の横山典を「てめえがチンタラ走っているからこうなったんだ!」と罵りまくっていた記憶だけは鮮明に残っています。もう15年も前の話。

そして昨年のマイルCSナミュールは当日になって急遽テン乗り代打騎乗で勝利。少し前に引退した大庭や高野和馬のように、藤岡康太より長く騎手をやっていても、重賞を勝つことなく鞭を置く騎手も数えきれないほどいる中、幸運に恵まれたGⅠ勝利を2つも手にしたのだから、勝負の世界に必要なものを「持っている男」だった。だから死去したといわれてもピンときませんでした。そもそも水曜日の時点で意識が戻らなければ重篤なのに、そういった思いは希薄でした。同期の騎手や競馬関係者たちが悲しんだり涙を流すというニュースに接しても「ああ、そう…」という乾いた感想しかなかった。ただ、昨年のマイルCSを勝ったときの勝利騎手インタビューを今更記事で読んだとき―ハズれたレースだったので当時は読みもしなかった―、何か無性に悲しくなりました。

2009年、20歳。ジョーカプチーノNHKマイルを勝ったとき、「帰ってからカプチーノを飲みたいです」。

2023年、34歳。ナミュールマイルCSを勝ったとき、「これから帰って、子どもをお風呂に入れてきます」

帰ってから何をするか。14年の歳月は人の環境を変えるものだと。でも、もう「帰って」くることはない。帰ってくるのが当たり前すぎて意識さえしなかったのに、ある日を境に永久に帰ってこないことが確実になる。そこではじめて、「帰る」ことが人間にとっていかに大事なことだったのか思い知らされる。だから故人のことを「帰らぬ人」というのでしょう。

まさかのドベゴンズ首位

ま、まさか

あのドベゴンズが首位…!?

 

それはともかくとして…

4月7日の競馬の結果

中央阪神桜花賞」…カスP ハズレ/逆神の権兵衛 ハズレ

モリアテ教授 ハズレ

1着 12番ステレンボッシュ(2番人気)カス▲ 権〇

2着 9番アスコリピチェーノ(1番人気)カス〇 権◎

3着 11番ライトバック(7番人気)カス△

 

やよいさん:それでは先生、

いつもの御説教、宜しくお願いしますぅ。

今年に入ってGⅠひとつも的中して

いないではないか。

何が「当たらない予想が売り物」だ?

そんなもの売れるわけないだろう!

誰も必要としないものを店先に並べて

喜んでいるのは、子供の「ごっこ」と同じだ!

大人の世界では「オナニー」というのだ。

news.livedoor.com

「相手だけのボックス馬券を買うのもあり」だと?

自虐ギャグのつもりだろうが、

相手ボックスでも

しっかりハズレだ!

言ったはずだ!

お前の予想は不要だと!

何故猫の写真と猫予想を送らん!?

じょ、丞相閣下!お待ちください!

猫は寝ていたのでございます!

……ぬこが寝ていたなら

起こすのは可哀そうだからな。

……許す。

カス:あの……閣下。

モリアテ教授のハズレ自体には

言及しないのでしょうか……?

 

中日ドベゴンズがまさかの首位!今日は仕事がオフだったので、ラジオで聴いていたのですが、1日天下だと思ったら、横浜が初先発の若い投手で、早々に崩れたことに助けられたこともあって、6-1の圧勝。昨年までも中継ぎの駒は揃っていたのですが、勝野、斎藤、清水、そして開幕2戦は打たれたものの、持ち直しつつある松山と今年も好調。今日の松葉のように5、6回まで仕事をしてくれれば、絶対的守護神マルティネスに繋げるセットアッパーには事欠かない。昨年活躍した藤嶋や、祖父江、福あたりが復調してくれば、今中慎二が言っていたように、今の勝野のような特定の投手に過度に負担をかけない、贅沢極まりない継投勝ちパターンのローテーションさえ可能。ただ、個人的には早々に先発に見切りをつけざるを得ない試合で、試合を壊さず保ってくれるようなロングリリーフが2人くらい欲しい。どうでもいいことですが、勝野昌慶って名前が戦国時代の甲斐武田家の武将みたいでいい。武田家に加津野信昌という武将がいたし(真田昌幸の弟)。

何かね、昨年の終わりごろは中日に絶望して本格的にパ・リーグに乗り換えようと公言していたのですが、結局は中日ドラゴンズ。競馬をやっているといっても別段ギャンブル依存症ではなく、今週末は中山GJと皐月賞、GⅠが連日あるので、愛知の2重賞と大井の「東京スプリント」はパスしたのですが……ドラゴンズはもしかしたら依存症かもしれん。色々あってドラゴンズに転がり込んできた中田翔にも愛着がわいてきたから恐ろしい。

ところで、そのプロ野球でヤジのあり方が問題になっています。発端は例のセ・リーグの関西球団。昭和の時代は普通だったのかもしれませんが、時代の変化と、鳴り物応援をしないメジャーリーグの影響もあり、応援にも節度を求められるようになりました。

競馬でもヤジはあり、愛知—どうしても今もって「名古屋」というには抵抗ある―が、まだ土古だった頃、オヤジたちのヤジは結構笑わせてくれた。いつぞの「かきつばた記念」でのパドックでの「アンカツ!今日は頑張らんでいいぞ!」とか。騎手の中にはヤジをやめて欲しいという人も結構いますが、プロ野球と違うのは、お金を賭けていること。球場に足を運ぶこともお金を使っていることには違いないのですが、勝っても入場料や電車賃が倍になって返ってくるわけではない。競馬は大なり小なり勝利を信じてお金を託しているわけなのだから、勝ったら褒めて、負けてもヤジらずに頑張ったねと労って、はちょっとムシがよすぎる。


www.youtube.com

この程度のヤジは甘んじて受けるべきでは?と思っています。ただ、パドックだと周回している馬に影響するかもしれないので、やっぱりヤジは好ましくはないのでしょうな。

最近、馳星周の長編小説「黄金旅程」を読んで、競走馬というものを改めて見直しました。失いかけていた競走馬や携わる人たちへの感謝というものをもう一度取り戻したという感じ。某大手競馬サイトの掲示板にあるような、大敗した馬に「〇〇ちゃん、頑張ったね。お疲れ様」はさすがに虫唾が走るけれど、やっぱり馬は責められず、代わりに騎手を責める。今回の桜花賞、川田の騎乗が悪いとは思わなかったけれど、レースをVTRで視た後、「読売くたばれ!」もとい「川田くたばれ!」と罵ったのですが、冗談でも「くたばれ!」などとは言ってはいけない状況になっています。藤岡康太が前日のレースで落馬し、桜花賞のエトヴプレは急遽鮫島克駿に乗り替わり。水曜日深夜の現在でまだ意識が回復していないらしい。ほんの少し前、塚原雄大騎手の件もあっただけに……。

日曜阪神メイン「桜花賞」(3歳GⅠ)予想

某「ゴールが見える専門紙」のネット版が1レース10円値上げ。そういえば笠松競馬場に行ったとき買った「競馬東海」も600円。以前は550円だったような気が。この前も名古屋に行ったときは、さりげなく高速バスの運賃が値上がっていた。そんな中、値上がりしないのは名古屋の地下鉄。私が名古屋で働いていた20代の頃から殆ど変わっていないような気がする。

物価高で庶民が喘ぐ中、自民党の裏金議員どもの処分が発表されたのですが、これで納得できる人はよっぽどのお人好し。報道で安倍派幹部たちの映像や顔写真を見ると、

秦の趙高や後漢十常侍

明の魏忠賢、劉瑾って

こういう顔してたんだろうな

と思わざるを得ない。全員中国の歴史に汚名を残した宦官たち。

 

—桜園の誓い―

「我ら三人、生まれし日、時は違えども、

 同年同月同日同レースに当たることを願わん」

(当然三人とも、心の中では

 自分だけ当たればいい。

 他の二人はハズれろと思っている)

 

桜花賞の予想を。近年はそれほど大荒れはないのですが、5~9番人気くらいの伏兵クラスが1頭絡んでくることが多い。ただ、今年は……

1番人気・アスコリピチェーノ―阪神JF以来ぶっつけ本番。阪神JFも抜けて強い勝ち方をしたわけではない。

2番人気・ステレンボッシュ―仕掛けてからエンジンがかかるまで、やや間がある。

3番人気・コラソンビート―距離が長い?

4番人気・クイーンズウォーク―距離が短い?

5番人気・チェルヴィニア―昨年10月末アルテミスS以来。

6番人気・スウィープフィート―気性が問題。

7番人気・ライトバック―スピード勝負になると……

 

といった感じでどの馬も泣き所がある。高配含みなどと煽られるレースに限って、蓋を開ければ鉄板決着ということも「あるある」なのですが……

脚質は極端な追い込みも決まりますが、一方で前も残る。道中中団からというのが少なく、鞍上が腹を括れるかどうかも鍵になってきます。

 

<逆神の権兵衛の予想。単勝人気とオッズは前日のもの>

例年の傾向だけで言えば実績馬中心でいい筈だが、このところの人気馬の体たらく見るとそれでいいのか不安ばかりが積みあがる。かといって、人気薄だけ買い漁ればなんとかなるとも思えず、どうしたものかと悩ましいところ。仕方がないのでなんとか結論出そうかと。

2歳GⅠの阪神ジュベナイルフィリーズ勝ち馬は相応に成績出してる点で

◎5枠9番 アスコリピチェーノ(北村宏/1番人気 3.5倍)

を、3着内ならで一応軸に据える。

以下、2歳GⅠの上位馬には敬意を払って

○6枠12番 ステレンボッシュ(モレイラ/2番人気 5.1倍)

▲4枠8番 コラソンビート(横山武/3番人気 5.9倍)

有力なトライアルのチューリップ賞勝ちで、騎手武豊に一応期待の

△4枠7番 スウィープフィート(武/6番人気 8.6倍)

昨年のアルテミスS勝ちと素質だけは確かな

×8枠18番 チェルヴィニア(ムルザバエフ/5番人気 7.8倍)

3戦2勝でクイーンC勝ちの評価のほどはどうかも、無視もできない

×1枠2番 クイーンズウォーク(川田/4番人気 6.4倍)

までを相手に、馬券は

軸9

相手2、7、8、12、18

の3連複1頭軸流し(計10点)で参ります。一発高配当を狙いたい方は、相手だけのボックス馬券を買うというのも、あると思います。(←予想出した本人が言うセリフとは思えんが)

 

<カスPの予想>

◎1枠2番 クイーンズウォーク

〇5枠9番 アスコリピチェーノ

▲6枠12番 ステレンボッシュ

△6枠11番 ライトバック(坂井/6番人気 17.6倍)

△2枠3番 イフェイオン(西村淳/8番人気 29.3倍)

×8枠17番 マスクオールウィン(津村/11番人気 71.9倍)

 

マイルは微妙に短いかもしれませんが、それでも同じ距離のクイーンCを勝っていて、阪神外回りなら…と思えるクイーンズウォークを本命に。阪神コースは1800メートルですが未勝利戦で勝利。

アスコリピチェーノは無敗の2歳女王。強いと唸らせる勝ち方はしていませんが、こういう馬がサラっと勝ってしまうこともよくある。2400メートルのオークスはどうか?も、阪神マイルなら。

ステレンボッシュは仕掛けてからの反応が少し遅い嫌いがありますが、ここは名手モレイラの手綱捌きに期待。

ライトバックはリステッドのエルフィンS勝ち。ここで負かしたスィープフィートが後にチューリップ賞を勝っています。砂を被っても我慢できるよう練習しているのに好感が持てる。極端な時計勝負にならなければ。

イフェイオンとマスクオールウィンはフェアリーS1、2着馬。イフェイオンは先行しての粘り腰、マスクオールウィンは外からの末脚に期待。

買い目は2を軸に三連複3、9、11、12、17に流して10点。

 

<モリアテ教授の予想>

調教絶好 9
調教不調 1
◎1枠2番 クイーンズウォーク

勝負馬券は【2ー3・7・8・9・12・15(エトヴプレ)・18】3連複軸1頭流しで。