粕本集呆の「競馬の花道」

カスPこと粕本集呆と逆神の権兵衛による、日本で唯一、当たらないことを"売り"にしている競馬予想ブログ。

愛知の木之前葵騎手、500勝達成。

2月26日のレースの結果

中央中山「中山記念」…ハズレ

1着 11番ヒシイグアス(4番人気)△

2着 13番ラーグルフ(8番人気)△

3着 4番ドーブネ(7番人気)×

 

国内の重賞では福島記念(GⅢ)と中山記念(GⅡ)しか勝っていないパンサラッサがサウジカップを勝利し、世界最高賞金の1000万ドル、日本円にして13億5000万円を獲得しました。このレース、13頭中6頭が日本馬で、3、4、5着も日本馬。歴史的快挙とかマスコミはいいますが、「来年の出走表は殆ど日本馬で埋め尽くされているんじゃないの?」という感想しかない。パンサラッサは海外GⅠだとドバイターフも勝っていますが、ドバイの芝のGⅠのレベルってどんなもの?ただ「隗より始めよ」よろしく、パンサラッサで勝てるなら、ウチの竈馬で……と思っているのは日本の厩舎だけでないはず。

私の本命ダノンザキッドは2番人気で11着。昨年も1番人気で7着。しかもゲートで駐立不良で出走停止処分に。ドバイターフを予定していたが出走不可に。パンサラッサみたいに中山記念を勝って、ドバイターフを勝って、来年は1000万ドル…という野望があったかどうか知らないけれど。中山はホープフルSを勝っているのですが、皐月賞で1番人気を背負いながら故障して15着。以降中山コースがトラウマになっているとか。藤澤和雄先生が仰るには、馬というのは自分のイヤなことに対する記憶力は抜群らしい。だから現役時代、調教でも馬に強い負荷はなるべくかけないようにしていた。ダノンキッドが中山コースを嫌うというのもあながち間違いではないかもしれません。というか、それをレース前に知っていれば……ただ、対抗にしたソーヴァリアントも9着。

 

愛知の木之前葵が2月21日の笠松競馬第2レースで通算500勝を達成。2013年デビュー。最初の頃は当時経営危機だった名古屋競馬も客寄せ何とかのように使っていた時期もあり、当時の師匠もカツゲキキトキト等有力な馬に乗せてくれ、カツゲキキトキトでの重賞3勝を含め重賞5勝。ここ最近は重賞ではいまひとつ目立っていないものの、デビューから5年半の2018年10月に300勝というペースを考えれば、2023年2月に500勝というのは、以降も地道に勝ち星を積み重ねてきたということ。女性騎手としての勝利数は、宮下、別府真衣(現調教師。現在の姓は宮川)に続く3位。山本茜岩永千明(ともに引退)を越えたのだから、やはり優れた騎手というべきでしょう。何より10年現役を続けられたということ自体を褒めなければいけないと思います。ちなみに現在所属する榎屋充厩舎にアオイラブリーという馬がいて、3戦前まではずっと彼女が主戦だった。

写真はshugoro氏が送ってくれたもの。撮影は当日笠松競馬場に行っていたスタジオIKE氏。