シンザン記念は7頭立て。笠松の一般戦かとツッコミたくなる。勿論しっかり見ておかないといけないレースなのですが、予想は中山メインのオープン特別・ボルックスステークスで。ダート1800メートル。フェブラリーSの前哨戦にはなりませんが、ここをステップに「佐賀記念」や「名古屋大賞典」等、地方競馬の中距離交流重賞に挑む馬も出てくるかも。2019年勝ち馬のテーオーエナジーは「佐賀記念」に(1番人気3着)。2021、2022年に連覇したダノンスプレンダーは21年は東海S、22年はマーチSに挑むもどちらも大敗。まあ、前者は間隔が短く、後者は微妙に長いので、パターンとしては多くないのかも。このコース自体の特性で、リピーターが活躍する傾向にあり、昨年の上位馬は出てきませんが、一昨年3着のアシャカトブ、昨年5着のキタノヴィジョンが参戦。
◎6枠9番 ニューモニュメント(小崎)
〇1枠1番 ウィリアムバローズ(三浦)
▲5枠8番 ディアセオリー(大野)
△6枠10番 ルコルセール(横山武)
△3枠3番 アシャカトブ(丹内)
×5枠7番 ワーケア(津村)
外枠有利のコースといわれますが、このレースに限れば近年1枠の好走が目立つ。ラジオ日本賞2着—3着馬ウシュバテソーロは後に「東京大賞典」勝ち―のウィリアムバローズが注目されていますが、みやこSの惨敗が気になる。そこから斤量2キロ増だけに、過度の信頼は禁物か。
というわけで昨年アンタレスS(GⅢ)3着で、それから3戦連続連対のニューモニュメントを本命に。昨年からの安定感は信頼に足る。鞍上の小崎も4戦連続しっかり結果を出している。58キロはこれまで背負ったことのない斤量ですが、57キロのオープン特別でも崩れなかった。
ディアセオリーは昨年、同コースの師走Sで3着。そこから2キロ増ですが、同レースを勝ったキタノヴィションは一気に4キロ増。極端な追い込み馬で本来中山ダート1800メートルでは不利、前回のように追い込みが決まるとは限らない。好位から競馬ができるディアセオリーを取ります。
ルコルセールは昇級初戦。ただ、レパードSで2番人気に推されたように、期待はされているのだがなかなか結果が伴わない馬だった。前走勝ったことにより勢いがついて、本領発揮となるかも。
アシャカトブは59キロの酷量ですが、中山は(4.1.1.2)と得意。ラジオ日本賞でウィリアムバローズ、ウシュバテソーロを降した。武蔵野Sは8着に敗れましたが、先述したようにリピーターが活躍する中山の1800メートルで見直したい。500キロの馬だけにあまりカンカン泣きはないと思いたいのですが、59キロを苦にしなければ。
ワーケアはラジオ日本賞5着で、アシャカトブから0.6秒差。ただ、元は芝を走っていた馬で、ラジオ日本賞はダート転向初戦だった。前走の福島民友Cは小回りのコースに手間取りながらも4着。ウシュバテソーロは3着のラジオ日本賞がダート転向2戦目で、以降3連勝で頂点に駆け昇った。ワーケアもダート3戦目の今回、見直したい。
買い目は9を軸に3連複1、3、7、8、10に流して10点。