粕本集呆の「競馬の花道」

カスPこと粕本集呆と逆神の権兵衛による、日本で唯一、当たらないことを"売り"にしている競馬予想ブログ。

高松宮記念の傾向(?)その壱

2回連続ハズれると踏まれます(GⅠ以外で)。

これから、GⅠ予想対決以外の中央や地方重賞—つまりカスPしか予想しないレースで2度連続ハズすとグリグリ踏まれます。予定では笠松「マーチカップ」→高知「黒船賞」となります。

 

3月16日の競馬の結果

中央中京「ファルコンS」…ハズレ

1着 15番ダノンマッキンリー(7番人気)

2着 6番オーキッドロマンス(5番人気)◎

3着 9番ソンシ(1番人気)〇

勝ちタイム 1:20.2(良)

ダノンマッキンリーは朝日杯FSだけならともかく、2度も続けて人気を裏切ったので消したのですが、ルメールが合わなかっただけだったのか、北村友で結果を出しました。逃げたオーキッドロマンスが2着になったように、基本前々に位置どった馬が上位に入線したのですが、勝ち馬だけが4角14番手から破格の末脚を繰り出した。おそらく本番人気するでしょう。ソンシは現時点では力不足。お値段2億4千万円に見合うかどうかわからないけれど、少なくともOPには昇れると思います。無理してNZTとかに出てNHKマイル目指すよりは、時間をかけて着実に力を付けた方がいいでしょう。でもドーブネも1億8,000万円以上稼ぎながら、まだお値段(5億1,700万円)の半分にさえほど遠い。OPまで昇ってリステッド2つ勝って重賞3着、2着…だったら普通は御の字なのですが。

 

GⅠ勝負予習ということ、高松宮記念(中京芝1200メートル)の傾向を。

今の中京競馬場芝1200メートルは、最初100メートルが登り、その後しばらく緩やかな下り、4角はスパイラルカーブ。そして412メートルの直線の前半は高低差2メートルの登り坂、後半は平坦。改めて見ると、かなりクセのあるコース。京都だったら直線は平坦なので、下った勢いそのままにゴールまでいけるのですが、中京は500メートル近くずっと下った後でさあ2メートル登れという無茶振り。さすがに中山大障害コースのすり鉢バンケット障害とまではいかないけれど、中山の2.2%に次ぐ2.0%の勾配は、やっぱりスピードだけでは乗り切れない。同じ1200メートルでも、他場と較べてタイムが遅い傾向にあるのもそのため。

①内枠有利?—中京芝1200メートルは、1~5枠まではいいのですが、6枠以降ぐっと成績が下がる…とはいうものの、高松宮記念になると、2023年は1、2着ともに7枠、2021年は7枠→8枠で決着。2020年は8枠の馬が勝っている。2021年のようにともに人気馬というならともかく、2023年のファストフォース、2021年モズスーパーフレアのように人気薄の外枠が勝つこともある。じゃあ最内枠はダメなのかといえば、2023年3着、2022年は1番枠の馬が勝っている。枠については度外視でいいかも。

②先行有利?—脚質についてはコース自体は先行勢有利で、過去10年の傾向を見るに、5年くらい前まではその傾向が顕著だった……のですが、ここ数年は中団から、あるいは追い込み馬も健闘しています。ただ、追い込み馬はやはり少なく、いつも4角で10番手以下にいるような馬は、近走結果を出しているような馬でなければ軽視してもいいのでは?あと、ハナに立って逃げた馬は残れない。近10年で馬券になったのは2021年勝ち馬モズスーパーフレアのみ。一方で道中2番手、3番手は結構馬券になる。じゃあ穴馬はどういった脚質かといえば、三連複87万円、三連単450万円という阿鼻叫喚の2019年は、2着だった12番人気セイウンコウセイは先行、3着だった17番人気ショウナンアンセムは後方からの追い込み(ただ、ショウナンアンセムは普段は中団からの競馬で、追い込み馬ではない)……。

まあ、枠と脚質についていえば、

確たる傾向はない!

でよろしいかと。まあカスPの分析なんてこんなもの。ただ、逃げ馬と極端な追い込み馬は、よっぽど何か他に買える要素がなければ、下の評価でよいのでは?