粕本集呆の「競馬の花道」

カスPこと粕本集呆と逆神の権兵衛による、日本で唯一、当たらないことを"売り"にしている競馬予想ブログ。

日曜阪神メイン「ローズステークス」(GⅡ)予想

ローズSの予想を。2020~2022年までは中京芝2000メートルだったのですが、今年阪神芝1800メートルに戻りました。

迷ったのは本命。ブレイディヴェーグかラヴェルか。データでは関西馬が圧倒的優位といいますが、そもそも関西馬の出走自体が少ない。昨年は、この前の新潟記念で本命にしながら、1番人気7着と思い切りコケてくれたサリエラは関東(国枝厩舎)馬。人気背負ってコケた関東馬は2013年、オークス2着から臨んで、2番人気で14着に沈んだエバーブロッサム(堀厩舎)くらい。このレースの惨敗を境に同馬は以降鳴かず飛ばずで終わる。あとは人気に見合った着順で、関東馬だからどうこう…はあまり神経質にならなくていいか。2014年はヌーヴォレコルト(斎藤誠厩舎)が勝っているし。

ブレイディヴェーグは栗東滞在だから、輸送云々は気にしなくていい。1勝クラスを勝ったばかりですが、そのときが破格のタイム……それでもやっぱりこの馬ではなくラヴェルを本命にします。これまで3戦、左回りしか走ったことがない、出脚が微妙という懸念はありますが、鞍上ルメールというのも不安材料。先々週の新潟記念に引き続き、先週の京成杯オータムHでも1番人気のインダストリアを7着に沈めている。インダストリアは急仕上げ的なところもあったらしいが、ルメールの位置取りも良くなかった。デムーロもそうなのですが、外国人騎手は絶好調だと驢馬でもGⅠ勝てるのでは?と思わせるが、不調だとこれはこれで長いトンネルに入ってしまう。

ラヴェルはこれもヤネが……という気もしないではないですが、まあ、このレースに出てくる17人の騎手、誰も信用できない。全員が怪しい、全員が犯人に思えてしまうミステリードラマと同じ。ただ、跨っている人間抜きにしての不安材料は、オークスが4着とはいえ10番人気であったこと。このレース、前走の着順より、前走の人気が影響する。前走は結果が良かったけどフロックだったんでしょ?ということ。それを覆す材料としては、2歳時のアルテミスSでリバティアイランドを撃破していること。現時点では阪神JF桜花賞オークスを制覇した同馬に先着したことがある唯一の馬だけに、ここで無様な姿は見せられない。

 

◎4枠7番 ラヴェル(坂井/3番人気 6.1倍)

〇3枠5番 ブレイディヴェーグ(ルメール/1番人気 2.4倍)

▲7枠14番 コンクシェル(モレイラ/4番人気 7.8倍)

△1枠2番 ソーダズリング(武/2番人気 5.1倍)

△3枠6番 ラファドゥラ(木幡巧/8番人気 36.3倍)

×1枠1番 フォーチュンコード(秋山真/14番人気 60.3倍)

(オッズと単勝人気は前日のもの)

 

気になるのはコンクシェル。ここ2戦、逃げてかつ上がり最速で圧勝。前々走の中京1勝クラスは8頭立てとはいえ、翌週の中京記念より速いタイム。前走の小倉2勝クラスも10頭立てとはいえ2着に0.9秒差。阪神1800メートルはテンから速くなることはあまりないし、陣営はハナにはこだわっていないようですが、メンバー的にも何が何でもハナ取ったるねん!という馬は見当たらない。よっぽどのはねっ返り、もしくは制御不能暴走機関車がいなければ自然ハナに立つと思うので、上手く流れを作れれば…というところもありますが、正直半信半疑。とはいえこの馬が2着に0.9秒差とはいわないまでも0.5秒差くらいで逃げ勝てば、秋華賞は断然面白くなる。

ソーダズリングはオークスが案外。フローラS2着だけでは推す材料としては弱いですが、未勝利戦で倒したエルトンバローズがその後3連勝でラジオNIKKEI賞を勝利。

2桁人気の中にもアヤしそうな馬は何頭かいます。過去5年でも3回、4頭2桁人気の馬が馬券に絡んでいるのですが、よく見るとその4頭のうち2頭が鞍上秋山真一郎。フォーチュンコードは最内で末脚がある。未勝利、1勝戦(牝馬限定)連続して10番人気で勝利と、前走は結果より人気に注意しろというローズSのセオリーからすれば?ですが、それが2度続くと恐い。おそらく最後尾追走っぽく、「神の手」は要るかもしれませんが、手が差し伸べられてハマればここでも大駆けある。

 

買い目は7を軸に三連複1、2、5、6、14に流して10点。