粕本集呆の「競馬の花道」

カスPこと粕本集呆と逆神の権兵衛による、日本で唯一、当たらないことを"売り"にしている競馬予想ブログ。

笠松競馬「撫子争覇」予想

2025年に開催予定の大阪万博が何かえらいことになっているそうで……東京オリンピックといい大阪万博といい、「昔の夢よもう一度」で大失敗こいて、転落国家ニッポンを強く印象付けるだけのような……でも、2005年の愛知万博は何だかんだいって面白かった。終了数日前、あまり乗り気ではなかったものの、折角チケットがあるんだから使わないと勿体ないと思って行ったのですが……もっと前に行っておくべきだったと悔やんだものです。結果的にも目標を大きく上回る入場者数—といっても、パスで毎日のように来る常連さんも結構いた―で、大幅な黒字を計上したらしい。ただ、2005年は真夏でもまだ屋外にいられました。でもやはり昼間は日差しが強く、万博会場で帽子が売られていたのですが、万博ぼったくり価格。今、愛知万博があってあのときと同じように一日中会場を動き回り、人気パビリオンの外の、順番待ちの行列に加わっていたら、帽子を被っていようが確実に熱中症で死ぬ。愛知万博のテーマは「自然の叡智」でしたが、18年経って自然が破壊され、殺人的気温と殺人的豪雨に脅かされるばかりの夏になってしまいました。しかも大阪万博はペット同伴OKという、何を考えているのかわからない奇策に加え、跡地にIRという名の賭場を作るらしい。「世界トップクラスのエンターテインメントエリア」などと松井一郎は銘打っているようですが、万博とダブルでお花畑だな……と。亡国の為政者とはこういう人たちなのでしょう。

 

笠松競馬「撫子争覇」の予想を。1400メートル。第11R。16:20発走。

今年からの新設重賞で格はSPⅢ。牝馬限定かつ東海公営限定ということで、ここを狙って金沢の馬が2頭移籍してきた。ベニスビーチとマーミンラブ。ただ、この2頭、同じ馬主なのですが、金沢と笠松を行ったり来たりしている。ベニスビーチは金沢だったら中川厩舎、笠松なら田口厩舎と行先も決まっているので転厩云々で割り引く必要はあまりなさそうです。ただ北陸の金沢からクソ暑い笠松へやってきて馬がバテていないかと思いきや…どちらもあまり変わらないらしい。特に明日は金沢の最大気温36度で名古屋34度。日本海側が太平洋側より涼しいという思い込みは私の無知なのかそれとも……。

 

◎8枠11番 ベニスビーチ(吉原)

〇3枠3番 コモレビキラリ(加藤聡)

▲8枠12番 ネオトリニティー(愛知・今井)

△4枠4番 マーミンラブ(深澤)

×2枠2番 エイシンヌウシベツ(渡邊)

 

金沢の重賞を連覇したベニスビーチでいいかな……と。金沢の2重賞がどこまでのレベルかというと、ちょっと首を捻るところなきにしもあらずですが、馬券圏内は外さないでしょう。

コモレビキラリは中央2戦クラスで頭打ちになって笠松に。とはいえ2戦クラスでまったく歯が立たなかったわけでもなく、善戦している時期もあった……冬に。走る時期と走らない時期が極端な馬で何ともいえず、笠松初戦で勝ったとはいえ今一つあてにできず、このまま中央に残っていてもまたどこかで大駆けしたかもしれません。笠松初戦は出脚で後れをとりながらも差して勝利しましたが、基本スピードで勝負する馬。スムーズに先手を取れれば勝ち負けもあるかも。

ネオトリニティーは金沢「お松の方賞」3着。地元愛知では微妙なところもありますが、前走初めての笠松で、今回と同じ1400メートルで勝利。愛知所属の馬でも、地元だとパッとしないが笠松だとよく走る馬がたまにいる。相手関係を抜きにして。もしかしてそういう馬かも。調子は上向いているようで、勢いで上位に食い込めないか?

ベニスビーチには後れを取っているものの、「お松の方賞」2着、「金沢クイーン賞」3着と重賞でもしっかり走るマーミンラブ。今年はじめの「白銀争覇」は9着と惨敗でしたが、次の1400メートル戦で勝利。そのときの鞍上が深澤。スベるときもあるけれど、基本は安定感ある馬。移籍前の状態を維持できていれば上位は充分にある。

エイシンヌウシベツはかつての「岐阜金賞」勝ち馬ダルマワンサを2戦前に撃破したりと、笠松移籍後は結果を出している。中間の動きも良さそうで、相手は強化されますが一発を期待できそう。

 

買い目は11を軸に三連複2、3、4、12に流して6点。

それから馬連3-2、4、11、12で4点。計10点。

他にも高配をもたらしそうな伏兵っぽい馬は何頭かいるのですが、今年は笠松とは相性が悪い―今年に限った話ではないが。あまり深入りせずに10点までで。

 

それにしても、笠松の交流レースは田口貫太を連れて来ないといけないという独自ルールがあるのだろうか……?