粕本集呆の「競馬の花道」

カスPこと粕本集呆と逆神の権兵衛による、日本で唯一、当たらないことを"売り"にしている競馬予想ブログ。

園田「兵庫チャンピオンシップ」笠松「ウマ娘シンデレラグレイ賞」「飛山濃水杯」予想

兵庫(園田)の「兵庫チャンピオンシップ」、笠松競馬「ウマ娘シンデレラグレイ賞」、「飛山濃水杯」の予想を。笠松の現地に行こうかとも考えたのですが、ちょっと家の事情で色々とやることもあるし、何よりこの齢になると人混みが億劫になる。仕事疲れもあり、身の周りがひと段落ついて体力を回復させたら、また笠松競馬場に行こうかと思います。

「まずは「兵庫チャンピオンシップ」。1400メートル。第11R。16:00発走。

 

◎3枠3番 エートラックス(JRA・モレイラ)

〇1枠1番 チカッパ(JRA・吉村)

▲5枠5番 イーグルノワール(JRA・武)

△6枠6番 エコロガイア(JRA・川田)

×6枠7番 ギガース(船橋・森泰斗)

 

中央のダートオープンを勝っているエートラックスを本命に。園田に必要な先行力があり小回り適性もありそう。

チカッパもヒヤシンスS5着、昇竜S勝利と中央のダート戦で結果を出している。地元の吉村が乗るのは心強い。

イーグルノワールは川崎の「全日本2歳優駿」2着。フォーエバーヤングには1.5秒差つけられましたが相手が悪かった。大井の「雲取賞」は4着。1800メートルは長いと考えたのか、「羽田盃」ではなく、2歳時に同じコースの「兵庫JG」を勝ったこちらを選択。ただ、「兵庫JG」のメンバーはちょっと強調できないところも。

エコロガイアは船橋の「ブルーバードC」2着。一頓挫あって「羽田盃」ではなくこちらに来ました。1800メートルから1400メートルに距離が短縮しますが、1200メートルで勝っているし逃げ馬だからいいのでは?砂を被るとダメだそうですが、エートラックスら同型との兼ね合いが鍵。ただエートラックスは何が何でもハナというわけではなさそうです。

船橋のギガースは「雲取賞」7着は明らかに出脚で後手を踏んだ結果。スムーズに前に出られれば違う。ただ、前に出たところで相手がエートラックスやイーグルノワール、エコロガイア、チカッパも前に出てくるかもしれない。この相手でどこまで?

買い目は3連単1、3→1、3、5→1、5、6、7で12点。

 

次に笠松競馬「ウマ娘シンデレラグレイ賞」の予想を。芦毛白毛限定。愛知に白毛の馬がいるそうなのですが、実質上芦毛限定のレース。芦毛をある意味無理やり10頭かき集めてきた笠松の「やる気」も大したものですが、そうすると第1回、第2回でもあったように、能力に大きな差が生じる。レースとしての面白さよりも「見栄え」を優先した形で、これまで波乱はありませんでしたが、裏を返せば、突出した馬がコケようものなら、おそらく満員御礼の笠松競馬場が阿鼻叫喚の地獄絵図と化す……かもしれない。制度上できるかどうかはともかく、ハンデ戦にしてみれば面白いのかもしれませんが、ギャンブルとしての面白さよりも、「ウマ娘」は好きでも競馬はあまりやらない、よくわからないという「聖地巡礼」の人が、単勝120円でも130円でも当たって喜ぶ……そんなレースでいいのかもしれません。というわけで、

馬渕繁治57歳責任重大。

1400メートル。第11R。16:25発走。

 

◎1枠1番 エイシンセブン(馬渕)

〇3枠3番 ルリオウ(岡部)

▲4枠4番 ヘキレキイッセン(渡邊)

△5枠5番 フルールエトワール(藤原)

△6枠6番 ホワイトキャンバス(明星)

 

兵庫から笠松に移籍後、下級クラスなれど移籍して3戦を圧勝、前走はルリオウを0.8秒差千切ったエイシンセブンを本命に。

ルリオウは愛知リーディングの岡部が道中すぐ背後でいやらしいプレッシャーをかけ続け、エイシンセブンが堪えきれなくなったところでかわして抜け出す腹積もりでしょうが、エイシンセブンは持ち時計が頭一つ抜けている。ただ、岡部が易々と同じやられ方を繰り返すとも思えない。

ヘキレキイッセンはC-1の特別戦でも崩れなかった。ただ、どうも決め手に欠けるところがあり勝ちきれない。ただ、鞍上は笠松の断トツリーディング渡邊。2着には持ってきそう。

△2頭はC級の上のクラスで結果を出したこともあるだけに無下に扱えない。ただどうしても上位3頭の敵失待ちになってしまう。

買い目は3連単1、3→1、3、4→3、4、5、6で12点。

 

最後に飛山濃水杯の予想を。2019年にはじまった新しい重賞で、距離が変わったり、東海、北陸、近畿交流重賞ではじまったのが東海限定になったりとコロコロ条件が変わるのですが、オグリキャップ記念のトライアルになったことで、西日本の交流競走に。それによって、愛知、金沢、兵庫、佐賀と、高知以外の該当競馬場から馬が参戦。1着賞金2,500万円の「オグリキャップ記念」の出走権がかかっているだけに、どれもそれなりに腕におぼえある馬が集まってきました。相手関係の比較が難しい。悲しいかな、笠松は12頭中3頭でいずれも厳しい。騎手も笠松は渡邊だけ。1400メートル。第12R。17:00発走。

 

◎5枠5番 オヌシナニモノ(金沢・吉田)

〇2枠2番 リーチ(佐賀・石川)

▲1枠1番 アイリッシュセンス(佐賀・飛田)

△8枠11番 バーニングペスカ(兵庫・鴨宮)

△7枠9番 ゴールドレッグス(愛知・岡部)

×6枠7番 コンビーノ(愛知・塚本)

 

本当は佐賀の2頭に魅力を感じるのですが、遠征がどう影響するか気になる。リーチは兵庫の重賞でも2着だったし、2013年の「笠松グランプリ」は佐賀のエスワンプリンスが勝った。でも遠方からの遠征馬は、実力を発揮できないまま消化不良なレースで終えるケースも多い。相手関係は未知ですが、かつて中央オープン馬で、金沢では11戦して7勝2着3回、馬券圏外は一度だけ(ただし、移籍直後に交流GⅢの「兵庫GT」を含めた園田のレースで2戦して大敗)のオヌシナニモノを本命に。

リーチは昨年暮れにホッカイドから主戦の石川とセットで(?)佐賀に移籍。道営のスプリント路線の第一線で活躍しているので、門別開催がはじまったらまた戻るのでしょうが、何故か佐賀に行ってからは後ろからの競馬が多い。園田の「兵庫ウインターC」を含めた近2戦は位置取りが極端に後ろでなければ勝っているのでは?とも思える。道営では1200メートルばかりでしたが、1400メートルもこなせる。ただ先行有利の笠松コースや佐賀からの遠征と、不安要素もある。

アイリッシュセンスは一昨年暮れまで中央2勝クラス。そこでも善戦していて決して頭打ちではなかったので、攻めの移籍だったのでしょうが、何故か佐賀に移籍して以降、不安定なレースが続きます。ここ数戦は好調ですが、アテにしづらい面なきにしもあらず。ただ、中央の2勝クラスで勝ち負けを演じていたのだから、実力を発揮できれば恐い存在。

バーニングペスカ、ゴールドレッグスは今回と同じコースの「白銀争覇」1、2着。ただ、相手は一気に強化される。上位3頭が自身の力を発揮できれば厳しいかもしれません。

コンビーノは4戦連続2着。距離は1800メートルと1600メートルですが、笠松の「ウインター争覇」、「ブルーリボンマイル」と重賞で2着。勝ちきれなくても崩れない手堅さが売りですが、これまで弥富に1400メートル戦がなかった(最近創設された)だけに、1400メートル戦はまだ土古の名古屋競馬場だった若駒時代と笠松のみであまり多くない。この相手で1400メートルを戦ってどうか?

買い目は5を軸に三連複1、2、7、9、11に流して10点。