2月22日の競馬の結果
笠松競馬「白銀争覇」…ハズレ
1着 11番 バーニングペスカ(5番人気)
2着 9番 ゴールドレッグス(4番人気)▲
3着 3番 サンロアノーク(3番人気)◎
笠松の馬弱ッ!!!
昨年の覇者サンロアノークが1番人気だと思っていたのですが、私が対抗に挙げた地元笠松のマラードザレコードが1番人気。ところがこれがとんだ食わせモノだった。何の見せ場もなく9着。結局1~4着のうち3頭を兵庫、1頭が愛知。賞金のうち520万円を兵庫に差し上げ、120万円を愛知に差し上げ、自身笠松は5着20万円だけと実に謙虚。この5着だって愛知の今井の攻めの騎乗で何とか掲示板に残れたようなもの。他場に奉仕の心。右の頬を叩かれたら左の頬どころかケツまで差し出しそう。ホント、ボックス5頭中笠松の馬3頭なんてバカなことしないで素直に兵庫4頭とゴールドレッグスにしておけば馬連3,450円獲れたよ。もうひとつ、私もマラードザレコードに期待したから言えた義理ではないけれど、それでも昨年覇者で、ハンデ52キロとはいえ交流GⅢの「兵庫GT」で勝ち馬から1.0秒差だったサンロアノークを差し置いて、3勝クラスで箸にも棒にも掛からなかった10歳の騙馬を1番人気に押し上げた笠松競馬ファンたちはお人好し過ぎる。他場の馬を蹴散らす地元のヒーローを渇望しているのは私も同じですが……。
渡邊や岐阜新聞の記者が、交流戦で、自身を含む笠松の騎手に中央からの騎乗依頼がなかった件を気にしていましたが、私が中央の調教師でも、渡邊以外に乗せたい騎手がいない。その渡邊が負傷から復帰したばかりなのだから、愛知の騎手に頼るしかないでしょう。そのうえ馬も弱い。今地方競馬全体がまだ好調子が続き、笠松も危機感抱いていないんだろうけど、抱かないとマズイよ。未熟な騎手と弱い馬で7、8頭立てのレース……こんなレベルの低い競馬がいつまでも続けられると思ってはいけない。
小倉開催のとき佐賀のトップジョッキー山口勲が遠征に来たけれど、大した馬に乗せてもらえなかったのは、山口の腕云々ではなくて、佐賀競馬のレベルが原因ではないかと思っていましたが、今の笠松は佐賀よりずっとレベルが低い。佐賀どころか、馬のレベルは末期の荒尾競馬に毛が生えた程度、騎手に至っては末期の荒尾よりずっとレベルが低いということを関係者全体が認識し、危機意識を共有しないと。
阪急杯の予想を。
◎8枠16番 アサカラキング(斎藤/3番人気 6.1倍)
〇4枠7番 スマートクラージュ(池添/5番人気 10.9倍)
▲1枠1番 ウインマーベル(松山/1番人気 3.5倍)
△6枠11番 ボルザコフスキー(ムルバザエフ/6番人気 17.1倍)
△1枠2番 サンライズロナウド(古川/10番人気 25.0倍)
×3枠5番 メイショウチタン(藤岡康/12番人気 50.5倍)
本命はアサカラキング。何だか精力増強剤のような名前です。「アサカ」というのは元は冠名のようで、母は「アサカ ラヴァーズ(lovers)」。ところが母父キングヘイローを合わせたものの、「ラ」までくっつけてしまった。というわけで「朝からキング」。それはともかく名前同様すぐ興奮する馬のようで、中距離路線では辛抱たまらんで突っ走って早撃ちマックという馬だったようですが、距離を縮めた途端に三連勝。2走前の2勝クラスは同じ阪神1400メートルで2着馬に0.5秒差勝利。突っ走る馬なのでガス欠のおそれはなきにしもあらずですが、勢いを買いたい。
スマートクラージュは重賞を連続3着。この馬も気性に課題がありますが、休み明けなのは却っていい方向に出るかも。
ウインマーベルは前走阪神Cを勝利。このレース、前走阪神Cで上位だった馬が引き続き結果を出す傾向にあります。問題は騎手。トンネルを抜けられるかどうか?ここで馬券圏外だと……。
ボルザコフスキーは後ろからの馬。馬場状態と展開が鍵。ただ、前走のリステッド(4着)で0.3秒差だった勝ち馬は、一昨年阪神JF3着、昨年クイーンC2着、桜花賞5着だったドゥアイズ。決して弱い馬ではない。
サンライズロナウドはロードカナロアを管理した安田隆行師最後の重賞。調教欄を見るとプールだけ……大丈夫なのか?と思いますが、これで結果を出している。前走シルクロードS(GⅢ)は4着でしたが、斤量55。今回2キロ増えて57。そこがどうか?
メイショウチタンの前走大敗はダート。前々走は芝のリステッドで3着。ダートはまるでダメだったのですが、芝なら重までなら問題なく走れる。近走は前走を除けば堅調ですが、全体を見るとアテにしづらい面もあります。ただこのレース、内枠の先行馬は恐いところがあるので。
買い目は16を軸に三連複1、2、5、7、11に流して10点。