ついにこの時が来た。
単勝倍率89.0倍(前日)。
阪神JFの予想を。
今回若手ふたりがGⅠ初挑戦。永島まなみと田口貫太。そういえば二人とも地方競馬のジョッキー2世(ともに父親は現在調教師)。今年は永島47勝、田口33勝。
今年は何だかんだで笠松競馬場には一度も足を運ばなかった。初めて笠松競馬場に行った2004年、最後の「サラブレッドチャレンジカップ」(交流GⅢ。現在は「笠松グランプリ」)以来、毎年何回かは足を運んでいたのですが。田口は頻繁に交流戦で笠松に訪れて、ついでにパパの馬に乗せてもらっていたので、本来なら生で見る機会が幾らでもあったのですが、まだナマ田口にはお目にかかっていない。
岐阜新聞の某記者をして「昭和モードの郷愁を誘う」などと、何ともいえない形容をされているのですが、今年の新人の中ではアタマひとつ抜けている。何より10月に珍記録を更新した。12番人気マイネルプロンプトで2勝クラスを勝利。11歳馬で、平地の現役馬の高齢勝利記録を更新。10年ぶりらしいのですが、何かおかしいとは思いませんか?普通中央競馬で11歳馬がまだ2勝クラスで現役やってるか?と。それにこのマイネルプロンプトって、どっかで聞いた名前だぞ…と。そう、過去は障害で活躍し、2018年中山大障害、2019年中山グランドジャンプでともに3着入線した馬。ただその後徐々に衰えて結果を出せなくなり、去年の暮れからまた平地の2勝クラスに戻ってきました。高齢馬でも活躍できる障害にいる期間が長かったので、10歳で平地に戻ってきたのです。そもそも障害馬は平地で結果を出せなかったから舞台を替えたのであって、平地に戻ったところで見込みがないというのが普通なのですが、長いこと障害で走っているうちに腰が良くなったのか、2勝クラスでそこそこ走った。15番人気で4着、13番人気で5着というのもある。田口が勝った前も泉谷が乗って14番人気7着。勝利自体はまったくのミラクルではなかったのです。そしてその後再度田口鞍上で3勝クラスに挑み、8番人気5着。入障前は2勝クラスで2桁着順だったのが、10歳過ぎて平地に戻ってきて、3勝クラスで掲示板。
今回乗るニュージェネラルは1戦1勝ですが何ともいえない。半兄に5勝馬のシャンポールナイトがいますが、5勝中3勝が障害で、平地の2勝もダート。ただ今回、抜けた馬がいない。展開がもつれればあるいは……?
(画像:ロボだっち氏提供)
<逆神の権兵衛の予想。単勝人気とオッズは前日のもの>
昨年のリバティアイランド的金看板のない混沌ムードの一戦。実績少ないだけにいきなり悪癖出す馬もいるでしょうし、完全にサイコロ博打並だなと思いつつ一応近走実績重視して予想をば。
距離短縮より距離延長がいいだろう、と
◎8枠16番 ルシフェル(ムルザバエフ/5番人気 9.1倍)
をムルザバエフ騎手頼みで一応本命。
以下は距離延長微妙も牡馬相手の前走GⅡ勝ちは評価したい
○5枠10番 コラソンビート(横山武/1番人気 4.6倍)
近年の有力ローテーション、アルテミスSで2着と最先着の
▲7枠14番 サフィラ(松山/2番人気 5.4倍)
マイル重賞の新潟2歳S勝ってることだけを理由に
△4枠7番 アスコリピチェーノ(北村宏/4番人気 6.3倍)
条件戦勝ったばかりと条件厳しいが、ルメール騎手なら、でで
×3枠6番 ステレンボッシュ(ルメール/6番人気 9.5倍)
を加え、馬券は
6、7、10、14、16
の3連複ボックス計10点で参ります。結局外人騎手を理由に買ってるだけの一切合切凡庸な予想にしかなってない…かもね!(古っ!)
<カスPの予想>
◎2枠3番 キャットファイト(大野/3番人気 6.0倍)
〇7枠14番 サフィラ
▲5枠10番 コラソンビート
△4枠8番 プシプシーナ(浜中/15番人気 71.8倍)
△7枠15番 ナナオ(西村/9番人気 30.8倍)
×2枠4番 ニュージェネラル(田口/16番人気 89.0倍)
今回はまったくわかりません。お手上げ。
キャットファイトって女子プロレスとは違うのか?と調べてみたら、プロレスとは似て非なるもので、露出度の多いビキニの女どうしの身も蓋もない喧嘩をニヤニヤしながら楽しむという、幾分品のないところがある。元来は女性どうしの取っ組み合いの喧嘩を指すスラングだったようで、そういう意味では混戦で取っ組み合いになりそうな今回のレースに相応しい名前。ヒステリックな名前の割に落ち着きはある馬。
買い目は3を軸に三連複4、8、10、14、15に流して10点。
そしてニュージェネラルの単複。