粕本集呆の「競馬の花道」

カスPこと粕本集呆と逆神の権兵衛による、日本で唯一、当たらないことを"売り"にしている競馬予想ブログ。

高知競馬「黒船賞」(交流GⅢ)予想

東日本大震災からもう12年。時が経つのは早い。その被災者を揶揄するような動画をSNSに載せた埼玉県の高校生が吊るし上げられました。岐南の高校生が回転寿司屋で迷惑行為をやって吊るし上げられた末に自主退学に追い込まれ、名古屋でやった20歳過ぎの男は逮捕され、実名報道された挙句、動画内での醤油差しをペロペロするみっともない画像を修正なしで日本中に公表された。今「吉野」と検索すると吉野家でも吉野ケ里遺跡でもなく、醤油差しペロペロ男の本名が真っ先に出てくる。国内に限れば、今年のパーソン・オブ・ザ・イヤー争いで、今のところ先頭を走っているのはこの男でしょう。

SNSというのは恐いものです。承認要求だか認証要求だか(似ているが意味は微妙に異なるらしい)に駆られ、ちょっとした思い付きの軽はずみで奈落の底に突き落とされる。それが理由のすべてではありませんが、私はSNSを一切やりません。今更ブログは流行らないし、事実一時期と較べれば閲覧数は全然比較になりませんが、ブログは訂正ができるし、UPまで時間を要するので、思い付きと勢いでおかしな文章をそのまま出すことは少ない。これまで長文を記しながらUPしなかったことも数知れずあります。その類いで一番多いのはやはり他者に対する批判……でも、

金鯱賞松山弘平の糞騎乗は

ボロカス言われても仕方ねえだろ。

3月12日の競馬の結果

中央中京「金鯱賞」…ハズレ

1着 12番プログノーシス(1番人気)△

2着 10番フェーングロッテン(3番人気)△

3着 1番アラタ(6番人気)△

 

名馬は騎手を育てるといったようなことを、昔誰かが言ったような気がするのですが、松山弘平を見てそれはウソだと確信が持てました。最後の直線、進路を探して馬上でウロウロ辺りを見回す焦った松山の姿はぶざまとしかいいようがない。私も読みを違えたのは、レースが開幕週とは思えないドスローだったこと。1000メートル通過タイムを実況が言ったとき、タイムを反映して密集した馬群に包まれた状態のマリアエレーナを見てマズイと思ったが、もうどうしようもない。最内だったこともあり、ツイていないと松山を弁護することもできますが、予想のときも、小柄な牝馬ということもあり、馬群の中に包まれるのは避けなければと述べました。スタートで行き脚がつかなかったなら仕方ないけれど、決して悪い出脚ではなかった。ペースが速くても、開幕週だから止まらず押し切ることだって充分あるし、何より2番枠を活かさなくてどうする?松山とは対照的だったのが横山典で、咄嗟にペースを読んで、いつもは中団に構える馬でしたが先行して3着に粘った。成績が示すように伸びずバテずの馬で、もうちょっと力のある馬だったら勝ち負け。アラタに印を打ったのは、最内枠の横山典が不気味だったからで、キャラクター的には好きな人ではないのですが、素早く展開を読み取る才能については武豊と比肩すると思います。レース後のコメントで松山は「申し訳ない」と謝ったそうで、それを殊勝な態度と評価する人もいますが、いやいや、これで謝らなければ炎上ものだろう。

 

その松山が今度は高知にいるし……というわけで「黒船賞」の予想を。1400メートル。第4R。16:45出走。

今年は中央勢中心の戦いになりそう。昨年覇者の兵庫のイグナイターは当たり前のように「黒潮スプリンターズカップ」を圧勝しましたが、地元「兵庫GT」5着が些か気になります。ただ、その前に交流GⅠで連続して掲示板を確保。年の最後に疲れが出たと解釈すれば、このメンバーなら連覇もある。人気を落としているようならアタマで狙ってみるのも手か。

高知勢はそれなりの馬を揃えてきましたが、今回は厳しい。東海公営勢は愛知のヒロシゲウェーブは地元A1で善戦しているけれど、地元重賞でも掲示板まで。「黒潮スプリンターズカップ」はブービー負け。笠松2頭は語るに及ばず。ホースケア絡みとはいえ、地元のBクラスでも掲示板に入れない馬をよくもまあ臆面もなく連れてくるものだと。

 

◎4枠4番 シャマル(JRA・川田)

〇8枠11番 ヘリオス(JRA・武)

▲7枠9番 イグナイター(兵庫・田中学)

△2枠2番 ラプタス(JRA・幸)

△7枠10番 ケイアイドリー(JRA・藤岡康)

△6枠8番 サクセスエナジー(JRA・松山)

 

本命はオープン昇級後、地方中央GⅠを含め重賞7戦して掲示板を外したことなし。唯一馬券圏外もチャンピオンズカップの5着というシャマル。小回りや地方の砂の適性は明らか。川田は中央で人気馬に跨ると一抹の不安をおぼえますが—金鯱賞では1番人気に応えましたが―、地方交流重賞では信頼できる。

ヘリオスはここ2戦は中央の重賞。根岸Sの負け方は気になりますが、次のフェブラリーSは悲観する内容ではなかった。それ以前の交流GⅠで連続して馬券圏内に絡んだところは評価でき、根岸Sにさえ目を瞑れば。昨年2着で高知コースへの適性もある。

イグナイターは高知トライアルの「黒潮スプリンターズカップ」で、2着馬に1.8秒差つける圧勝劇。高知の馬が相手でもこれは順調さをアピールできる材料。

ラプタスは2020年の勝ち馬ですが、昨年は1番人気を背負いながら6着。ただ、「兵庫GT」では59キロを背負いながらシャマルを抑えて勝利。アテにしづらいところはあるものの、底力は健在。

ケイアイドリーは中央のオープン特別を連勝。ただ、やたら阪神ばかり走っているのが気にはなります。7勝していますが、勝ったコースは全て阪神。東京のリステッドでは14着。力量的には他の中央馬より少し落ちるかもしれません。高知のコースに適性あればと思うのですが、阪神ばかり走らせているのは何か理由があってのことなのでしょうか?2勝クラス時代にあのレモンポップに勝っているのですが…。

サクセスエナジーは、2019年勝ち馬ですが、一昨年5着、昨年4着。馬齢も9歳。鞍上も鞍上なれど、それで切ると絶対に突っ込んでくるので殺し馬券で。

 

買い目は4を軸に三連複2、8、9、10、11に流して10点。

馬単4→9、11と9→4、11で計14点。