粕本集呆の「競馬の花道」

カスPこと粕本集呆と逆神の権兵衛による、日本で唯一、当たらないことを"売り"にしている競馬予想ブログ。

笠松競馬「東海ゴールドカップ」(SP1)予想

ライデンリーダー記念」を観に笠松競馬場に行って来ました。レースについては年明けにも回顧しますが、年末だけあって人が多かった。競馬場にとっては有難いことなのですが、並ばないとドテ煮や串カツも買えないのは勘弁。ほどほどにまばらなスタンドで、のんびりと競馬新聞とパドックを交互に見る―笠松競馬場は馬場の内側にパドックがあるので、スタンドから動かなくていい―のが楽しいひと時。

車で行こうか公共交通機関を使おうか迷ったのですが、鉄道で行くことに。車窓から笠松競馬場の駐車場を見ると満車状態で、電車で来て正解だと思った次第。

ところが、笠松駅の改札を通ろうとしたら、ポケットに入れたはずの切符がどこを探してもない。何かの拍子に落としてしまったか。仕方なく精算するつもりで改札の駅員に切符を失くしてしまったことを告げ、名古屋から乗ってきて510円だと告げると…

「本当はねェ、再精算でもう一回支払わないといけないんですけどねェ、今回はいいですから、今後は気をつけて下さいよォ」

アタマに来た。1000円札叩きつけて「だったら再精算してやるよ!1000円くれてやるからホラ受け取れ!釣りはいらねえから」と怒鳴りつけてやるあと一歩寸前でした。以前、長良川鉄道美濃太田から郡上八幡まで1,380円の切符をなくしたとき、車掌さん—郡上八幡は改札がないので車掌が切符を回収する―は、「あ、いいですよ。どうぞ」と何も言わずに下車させてくれた。無論、だから精算せずともいいとは思っておらず、「すみませんがもう一度510円頂きます」と言われれば素直に払う心づもりでした。失くした自分が悪いのだから。しかし嫌味ったらしい言い方をされれば、「だったら再精算してやるよ!それなら文句ねえだろ!」と言いたくなる。

正直、数年前の自分なら間違いなくあの場で改札の駅員とひと悶着起こしていたでしょう。それをせず「すみません」と頭を下げて改札を抜けたのは、自分が最近ひどく短気になっていると自覚しているから。一方でサービス業をしているので、些細なことですぐ怒る、すぐ怒鳴る老人を幾人も見かけている。元々ウチの家系は穏やかな性格ではない。私は「老人」と定義される年齢までは生きていないだろうと半ば確信していますが、それでも我慢することを覚えておかないと、想定外に長生きしてしまったとき、いよいよ自制が効かなくなり、自分が見てきたような辺り構わず怒鳴り散らすような迷惑な老人になってしまう。「極力怒らない。心穏やかに一日を過ごそう」が今自分に課している課題。でも暫くは名鉄は利用しないで、車で競馬場に行こう。

 

笠松競馬「東海ゴールドカップ」の予想を。1900メートル。第10R。15:40発走。東海所属馬限定のレースですが1着賞金700万円。愛知の強豪馬たちが鼻息荒く押し寄せてきた。

◎7枠9番 ウインユニファイド(愛知・丸野)

〇6枠7番 アンタンスルフレ(愛知・保園)

▲8枠12番 タニノタビト(愛知・岡部)

△2枠2番 イイネイイネイイネ(川原)

×1枠1番 ラブアンバジョ(渡邊)

本命は今年の「オグリキャップ記念」2着で、愛知、佐賀の重賞を3連勝したウインユニファイド。ただ、ハ行で「東海菊花賞」出走取消に。一頓挫あったわけですが、追い切りの動きからはそれは感じさせない。

アンタンスルフレは前走「名古屋グランプリ」の大敗は度外視して、「名港盃」2着、今回と同舞台の「オータムカップ」2着、そして金沢の「北陸王冠」勝利は評価したい。

タニノタビトは今年の「東海ダービー」馬。「ダービーグランプリ」6着と「名古屋グランプリ」6着は相手が相手だけに度外視していいか。本当は前者は同じ3歳の地方所属馬のレースだけに、6着でいいと言ってはいけないのかもしれません。ただ、「東海菊花賞」4着はどうかな?と思うところがある。

イイネイイネイイネは今回兵庫の川原が騎乗。「東海ダービー」ではタニノタビトと激戦を演じましたが、総体的に愛知勢に較べるとちょっとパンチ力が足りない。兵庫のベテランが乗って一皮剥けてくれれば。

穴馬はラブアンバジョ。ラブAND馬女?と思ったのですが、インドネシアの地名。8連勝の後に臨んだ「オグリキャップ記念」は出走取消。それでも11月の復帰戦で完勝。取り消しを挟んで9連勝。ただ、それまではBクラスだっただけに、ここが試金石となる。この相手で3着に来られたら来年は台風の目となる。鞍上は8連勝の間コンビだった松本でいいような気もするのですが。今日の「ライデンリーダー記念」でも最後の直線、気迫ある騎乗を見せてくれたし。

買い目は1、2、7、9、12の3連複ボックスで10点。どれも中間の動きは良い。上に挙げた5頭のどれが勝っても不思議ではありません。