粕本集呆の「競馬の花道」

カスPこと粕本集呆と逆神の権兵衛による、日本で唯一、当たらないことを"売り"にしている競馬予想ブログ。

笠松ヤングジョッキーズシリーズ続きの続き。

笠松競馬「C級サバイバル」の出馬表にありそうな馬名シリーズその1

トーヨコノハウル

 

その2があるのかどうか……?

地方競馬の新規調教師、騎手試験合格者の発表がありましたが、調教師は7名中、調教師補佐だった船橋の高橋宏征師以外の6名が元騎手。松田道明(ばんえい)、五十嵐冬樹(ホッカイドウ)、左海誠二(船橋)、酒井忍(川崎)、戸部尚美(愛知)、西川敏弘(高知)。いずれも名手。松田道明師は現役時代は名馬カネサブラックの主戦騎手でした。そう、ばんえいアイドルマスター記念」勝利騎手。驚いたのは戸部の年齢。年配だとはわかっていましたがまさか59歳だったとは。それにしてもNAR公式の一覧表は、競馬場の名前ではなく県で表示しているのですが、「愛知」という表記はいいなと思いました。「名古屋」といっても競馬場はもう弥富市。どこかのネズミーランドのようなものだと割り切ってしまえばいいのでしょうが、私は弥富移転に否定的な考えだったので「もうあそこは名古屋競馬場じゃない」と言い張っております。とはいえ「弥富」というのも嫌味ったらしくあまりよろしくない。だからとりあえずは不承不承「名古屋」と表記していたのですが、「愛知」という表記なら間違いでもなければ嫌味でもない。ちなみに私は「園田」という名称も使わず「兵庫」と記しています。園田競馬場以外に姫路競馬場があるから。岩手は盛岡、水沢があるのですが、はじめから「岩手」と名乗ってくれている。

笠松競馬「ヤングジョッキーズシリーズ」の続きを。

深澤杏花

岡遼太郎

金山昇馬

角田大和

長江慶悟

東川慎

小沢大仁

鷲頭虎太

永島まなみ

問題は9番佐々木世麗の馬。駄々をこねて全然本馬場に出たがらない。ここ数戦の成績は悪くないのですが、どうも性格的にかなり難しい馬らしく、管理する水野師も専門紙でテン乗りがどう出るか懸念を述べていました。懸念は的中。

それでも宥めすかして何とか本馬場へ。

第2戦結果

1着 6番シルバーサークル 東川 慎(1番人気)

2着 10番モリデンマグマ 永島まなみ(4番人気)

3着 8番スプリングハズカム 鷲頭虎太(5番人気)

4着 7番コスモマイディア 小沢大仁(3番人気)

5着 9番ナロー 佐々木世麗(2番人気)

東川は後方からの捲り、差しが得意。同じ笠松若手の深澤が逃げ、長江が好位づけを得意とするのとは対照的。このレースも道中後方から徐々に位置取りを上げていき、4コーナーで逃げていたモリデンマグマを捉えて先頭に、そのまま直線押し切った。馬券はシルバーサークル軸の3連複流しだったのですが、モリデンマグマを切っていた。この日は永島に笑い、泣かされました。第7Rの第1戦は永島の馬が3着に来てくれたおかげで3連単はウマーだったのですが、第8RのJRA交流戦で軸にしたら4着、そんでもって第9Rの第2戦で切ったら逃げ粘られた。

第1戦を勝った長江と第2戦を勝った東川。ただ、ふたりともファイナル進出ならず。長江は第1戦を勝ったものの、第2戦は第1戦とは対照的にかなり厳しい馬に乗せられ最低人気の殿負け。どちらかで有力、どちらかで厳しい馬に当たるようになっているのですが、長江はそれが極端でした。東川は第1戦でも3番人気と恵まれた馬に騎乗しながら、そこで殿負けを喫したのが痛かった。ただ、どちらのレースも混戦だったので、どちらも真ん中程度の馬が当たり、それを勝てなくても着実に上位に持って行った永島まなみがMVPでしょう。しかし笠松はウィニングサークルが、メイン終了頃にはどうしても逆光になってしまう。

長江が千葉ロッテの佐々木朗希に似ているとかで、レース終了後マスコミにこんな姿を披露したらしい。

www.gifu-np.co.jp

今年も馬渕繁治と黒澤愛斗がホッカイドウから冬季の出稼ぎに笠松へ。馬渕は56歳という年齢もあり、地元では宮平以下―つまり最低の成績なのですが、笠松に来ると結構待遇が良く、騎乗数は黒澤より少ないものの、昨日今日と3着入線あり。公式HPにある歓迎セレモニーのインタビューでも、

―具体的にどんなところが大好きなのか語っていただけますか。

いっぱい馬も乗せてもらえるし、勝たせてもらったり、本当に良いところです。

とはっきり。今日はメインの「東海クラウン」にも騎乗。宮平も笠松に来ればいいのにと思うのですが。松本剛志なんて兵庫ではいるかいないかわからない存在だったのに笠松に移籍するやリーディング2位。騎乗馬はともかく交流GⅠにも出場。環境が変わると……ということは往々にある。ただ笠松は馬がもうちょっと増えてくれないものか……。