粕本集呆の「競馬の花道」

カスPこと粕本集呆と逆神の権兵衛による、日本で唯一、当たらないことを"売り"にしている競馬予想ブログ。

岩手競馬「不来方賞」(3歳交流GⅡ)予想

日曜日の競馬の結果

中央新潟「新潟記念」…ハズレ(ただしライトバック除外で4点返還)

1着 4番シンリョクカ(8番人気)△

2着 7番セレシオン(3番人気)

3着 9番キングスパレス(1番人気)◎

 

—新潟巧者としてセレシオンが人気ありますが、全体を通して見れば人気ほどの実績はなく、それなら(2.2.0.1)と実はセレシオン以上に新潟に実績あるこの馬(バラジ・8着)の方が面白い。

2か月間の競馬断ち後の

最初の結果がこれだよ……

言い換えれば実績はないけど人気はある。阿呆のカスよりよっぽど馬券がうまい人たちが推しているのだから、実績は足りなくても補って余りある実力があったということ。同じ枠が来なかったし……傾向こそが「孔明の罠」なのか?

 

岩手競馬(盛岡競馬場)「不来方賞」の予想を。石川啄木の「不来方のお城の草に…」という短歌で有名な「不来方のお城」は盛岡城のこと。南部信直安土桃山時代のおわりに不来方の地に築城。次の初代盛岡藩主・利直の代に完成したのですが、利直は「不来方」という名称が気に入らなかったので、「森ヶ岡」と改め、利直の息子で3代目藩主・重信の代に「盛岡」となって定着し、現在に至る…3代目重信のときに「盛岡」となったのなら、初代利直、2代目重直のときは「盛岡藩」ではなかったのか?「森ヶ岡藩」?実は正式に「盛岡藩」という名称になったのは1817年とだいぶ後で、それまではずっと「南部藩」だったのです。

今年から「ジャパンダートクラシック」(今年は10月2日)の前哨戦として交流GⅡに。このブログではJpnⅡも「交流GⅡ」といいますが、このレースは正式にGⅡ。2000メートル。第10R。17:05発走。

目玉は岩手代表フジユージーン。8戦8勝で「東北優駿」で2着馬に2.1秒差の圧勝。ただその後「東京ダービー」には出ず、今回が中央馬との最初の戦いに。8戦8勝とはいえ岩手での話。名古屋や笠松の馬が地元8戦8勝、「東海優駿」を勝ってここに挑んでも、掲示板すら期待できない。ただ「東京ダービー」では6戦6勝だった高知のシンメデージーが4着に。今回は「東京ダービー」に出走した中央馬は1~3着馬も含め1頭もここには来ていない。別格に強いと思える中央馬もおらず、ここで結果を出せるかどうか?

 

◎4枠4番 カシノエスパーダ(JRA・田辺)

〇1枠1番 サトノフェニックス(JRA・和田竜)

▲6枠8番 フジユージーン(村上)

△6枠7番 サンライズジパング(JRA・武)

△5枠5番 パッションクライ(ホッカイドウ・山本聡)

×7枠10番 タイセイミッション(JRA・横山武)

 

本命は三連勝で鳳雛Sを勝ってここに臨むカシマエスパーダ。左回りが未知数ですが、勢いを買って。ここが「落鳳坡」とならないことを願うばかり。

サトノフェニックスは「兵庫JG」(2歳交流GⅡ)2着でしたが、以降はどうも冴えず、レパードSで11番人気ながら2着と巻き返してきましたが……。

フジユージーンは無敵といえど岩手の中でのこと。トップクラスでもレベル的に?と思われる今年の中央3歳ダート路線の中で、今回は更に微妙な面子。今後中央馬と渡り合っていくつもりなら、ここは最低でも連対確保。

サンライズジパングはJBC2歳優駿(交流GⅢ)2着。ただ、ホープフルSで3着になったことから芝路線に。若駒Sを勝ったものの、皐月賞、ダービーで惨敗して再びダートに。ダートで強かったかといわれれば、そういうわけでもなく……

パッションクライかブラックバトラーか、ホッカイドウ勢で迷いましたが、ここ数戦、不本意にハナに立たされてプレッシャーをかけられてきたパッションクライを。今回は中央勢かフジユージーンがレースを引っ張っていくと思うので、この馬本来のレースが期待できるかも。

タイセイミッションは前走1勝クラスを圧勝したものの、波が激しいところがあり、その前のレースは15着のブービー負け。気分次第のところがあり、蓋を開けてみないと…な感じですが、サンライズジパングはダートに関しては1勝クラスも勝っていない(芝ではリステッドを勝っている)。人気があまりないようなら面白いのですが……。

 

買い目は4を軸に三連複1、5、7、8、10に流して10点。個人的には地元の星・フジユージーンに期待したいところ。