粕本集呆の「競馬の花道」

カスPこと粕本集呆と逆神の権兵衛による、日本で唯一、当たらないことを"売り"にしている競馬予想ブログ。

日曜札幌メイン「札幌記念」(GⅡ)予想

8月16日の競馬の結果

笠松競馬「くろゆり賞」…ハズレ

1着 5番スマイルサルファー(5番人気)

2着 9番ファルコンウイング(6番人気)

3着 8番メイショウワザシ(4番人気)△

勝ちタイム 1:43.1(稍重)/昨年の勝ちタイム 1:41.9(メイショウワザシ・良)

コースレコード 1:38.4(1995年)

 

1着2着が無印では、何の文句も言えません、ハイ。中央馬だったら昨年暮れ以来でも追い切りの動きさえしっかりしていれば買えるのですが、地方馬で、休養前が惨敗だったから……でも、地方馬でもちゃんとしたところは育成牧場である程度仕上げているんでしょうね。もう地方でも長期休養明けそのものはマイナス要素にならなくなった。ファルコンウイングは調子が良く、外枠もプラス材料だったのですが、以前のレースでコウイチやストームドックに完敗していただけに、今回は相手がキツイのではと思っていました。ただ今回は、その強い相手の多く―私が印を打った馬—がどれもちぐはぐな走りをしていた。

今年は笠松はまったくダメ。8月15日は台風で開催中止になりましたが、1日遅れだったら「くろゆり賞」も買わずに済み、従って負けずに済んだのにと思った次第。

 

中央で競走馬が取り違えてレース当日、装鞍所まで気が付かず、除外になったという珍事が発生。どちらも未出走のアメリカ産牡馬(鹿毛)で、やらかしたのは森秀行厩舎。ちなみに森という苗字の調教師はこれまでひとりしかいなかったのですが、今年森一誠という人が調教師試験に合格して資格を得たので(まだ厩舎未開業)、以降、森秀師と称されるに至った次第。先週エヒトで小倉記念を制しながらの大失態。森秀厩舎は、所属馬に担当厩務員がいない。同じ厩務員が一頭の馬をずっと担当していると慣れてしまい、異変に気付かなくなってしまうということ、レースでの厩務員への進上金が、強い馬を担当している一部の厩務員に偏ってしまうという弊害から、交替ですべてのスタッフがすべての馬に携わり、レースの進上金も平等に分配することにしたと、昔の師の著書で述べられていました。ただ、これが今回裏目に出た。同じ厩務員であれば馬の違いに気づくのでしょうが、日替わりだから、2歳の新馬となれば似ている顔立ちの馬だとすぐに細かい特徴までは覚えられない。8月5日の調教で馬名を記したゼッケンが間違えて装着され、以降2週間エンブレムボムがエコロネオ、エコロネオがエンブレムボムに間違えられ、エコロネオがエンブレムボムとして出走しそうになった。ちなみに本物はエコロネオとして放牧に出されたとか。端から見ると笑える話ですが、当然厩舎スタッフたちは全員顔面蒼白、生きた心地がしなかったはず―だって全員が担当しているのだから、全員平等の大失態。過怠金50万円も平等に負担されるのかしらん?

 

札幌記念の予想を。

傾向としては……

内枠有利。外枠不利がはっきりしている。ただ、一昨年勝ち馬のソダシは大外枠だった。

前走が国内GⅠだった馬が好走する傾向が強い。JRAのHPによると、前走がOP特別やリステッドだったり、昇級初戦だった馬は過去5年まったく馬券に絡めていないそうだが、今年はそれに該当する馬は皆無。

逃げ、先行有利。差しはまま馬券に絡んでくるものの、追い込みは絶望的。

 

◎3枠5番 ジャックドール(武/1番人気 2.4倍)

〇3枠4番 シャフリヤール(横山武/5番人気 10.5倍)

▲1枠1番 ソーヴァリアント(ルメール/4番人気 8.8倍)

△5枠8番 マテンロウレオ(横山典/9番人気 42.2倍)

×2枠2番 ウインマリリン(松岡/7番人気 17.8倍)

 

データ分析では、昨年覇者のジャックドールが完璧。とはいえ問題はハナを狙ってくる馬が2頭いる。国分恭のアフリカンゴールドと国分優のユニコーンライオン。困ったことにどちらも逃げて大金星を挙げたことがある。アフリカンゴールドは2021年中日新聞杯17番人気2着、そして翌2022年京都記念12番人気で勝利。ユニコーンライオンは2021年鳴尾記念8番人気で勝利、次の宝塚記念では7番人気2着。そして2022年福島記念で10番人気で勝利。アフリカンゴールドは番手でもやれますがユニコーンライオンは逃げなきゃハナシにならない。ダメな馬ならほっとけばそのうちバテて後退するのですが、ともにリズム良く前に行けばそのまま逃げ切ってしまう前例があるだけに、近走不振でも武豊は無視できないはず。国分兄弟につられてペースを乱す可能性もないとはいえない。一方で、そんなコト考えてこの馬が沈んでくれれば…などと助平心を抱いている人も少なからずいるはずで、大体そういうことを期待するとあっけなく勝たれる。ここは素直に本命にします。

シャフリヤールはダービー馬で昨年ジャパンカップ2着。海外のドバイシーマクラシック(5着)でしたが、前走GⅠでした。札幌は初めてですが、実績だけなら勝ち負けできる。前日の段階ですが意外と人気の盲点でアタマもありかも。

難しいのがソーヴァリアント。JRAのHPによると、過去5年で3着以内15頭中13頭は前走GⅠだったというのですが、ソーヴァリアントはGⅠどころか、GⅡ中山記念、GⅢ鳴尾記念ともに1番人気を背負いながら9着、12着と惨敗。GⅠの実績もなく、データ的には買いづらい。ただ、最内枠の先行馬で札幌は2戦2勝。洋芝で特徴あるコースだけに得意な馬は得意。

マテンロウレオは大阪杯4着、天皇賞5着。先行力もあるし鞍上は先行させたら恐い横山典。状態はまだ完ぺきとは言えず、ここを叩いて…な感じもありますが、実績ある馬だけに。

穴馬にドバイシーマクラシックでシャフリヤールに続く6着だったウインマリリン。シャフリヤールとは0.2秒差だったし内枠の先行馬。昨年は3着だったしそれ以降もエリザベス女王杯2着、香港ヴァーズ勝利と結果を出している。

 

買い目は馬単5→1、2、4、8、馬単4→1、2、5、8。

そして、珍事は続くもの(?)。馬取り違えの翌日は穴兄弟ワンツーで、馬連9-15。オッズは1418.4倍!計9点。