粕本集呆の「競馬の花道」

カスPこと粕本集呆と逆神の権兵衛による、日本で唯一、当たらないことを"売り"にしている競馬予想ブログ。

日曜阪神メイン「エリザベス女王杯」(牝馬GⅠ)予想

いざ!エリザベス女王陛下の弔い合戦!

9月に死去したエリザベス2世女王で最も印象に残っているシーンは、チャールズ国王(当時王太子)がカミラ夫人と再婚したときのコメント。

「今日は素晴らしい出来事がふたつありました。ひとつはグランド・ナショナルの優勝馬が決定したこと。もうひとつは息子のチャールズが再婚したことです」(2005年)

グランド・ナショナルは言わずと知れた障害レースの最高峰で、エリザベス女王が大の競馬好きとは知っていたけれど、再婚とはいえ息子の結婚の前に競馬のレースを先に出すか?息子に対する当てつけだな、と思ったのですが……チャールズ新国王は競馬に対する関心はさほど高くないらしく、王室と競馬の関係を切りはしないものの、大幅に縮小する方針だとか。

 

エリザベス女王杯の予想を。このレース、結構癖のあるレースで、順当に決まることが少なく、時としてとんでもない大波乱が起こる。クィーンスプマンテテイエムプリキュアの人気薄2頭が逃げてそのまま2頭で決まってしまった2009年は、ある意味伝説のレース。

過去10年に絞れば、1番人気が勝ったレースは一昨年のラッキーライラックのみ。馬券圏内に残る確率60%。これをどう捉えるか?ただ、過去10年で2桁人気も2016年2着のシングウィズジョイ(12番人気)と昨年の勝ち馬アカイイト(10番人気)の2頭しか馬券に絡んでいない。所謂「伏兵」レベルの馬に注意が必要。あと、2020年より阪神で開催され、どちらかといえばスピードよりタフネスを要求される傾向にあるレース。

 

<逆神の権兵衛の予想(単勝人気とオッズは前日のもの)>

元々波乱の多いレース。重賞上位常連の馬が多数並んで実力拮抗。そして天気は雨予報でどれだけ渋るか分からないと超難解。見るのは良いけど馬券を買うのは・・・などと言ってもしょうがないので、BS11競馬中継で言ってた「前走1秒差以上で敗れた馬はアカ~ン」というデータを踏まえてサッサと予想します。

 

昨年のオールカマー勝ち後不振を極めたが前走札幌記念で復調気配示した

◎7枠13番 ウインマリリン(レーン/5番人気  11.2倍)

をD.レーン騎手頼みで本命

以下2kgの斤量の恩恵がある3歳馬から、同じコースの秋華賞上位2頭

○5枠10番 スタニングローズ(坂井/2番人気 6.1倍)

▲6枠11番 ナミュール(横山武/3番人気 6.7倍)

同距離の前走オールカマー勝ち含め差のない競馬続く

△8枠18番 ジェラルディーナ(C・デムーロ/4番人気 9.3倍) 

勝ちきれない競馬多いがR.ムーア騎手での一変期待で

×4枠8番 アンドヴァラナウト(ムーア/7番人気 13.5倍)

時計の速い馬場課題も前走から斤量3kg減が魅力の未知の外国馬

×3枠5番 マジカルラグーン(フォーリー/8番人気 14.1倍)

を相手に、馬券は

軸13

相手5、8、10、11、18

の3連複1頭軸流し計10点で参ります。地方、障害含めると、ここから地獄の10連戦。せめて一つでも当たらないものか……

 

<カスPの予想>

◎4枠7番 イズジョーノキセキ(ルメール/9番人気 14.4倍)

〇8枠18番 ジェラルディーナ

▲5枠10番 スタニングローズ

△7枠13番 ウインマリリン

△8枠17番 ウインマイティー(和田竜/11番人気 17.4倍)

 

本命はイズジョーノキセキ。岩田康が制裁を喰らって出場停止となったが、一昨年ラッキーライラックでこのレースを制したルメールが空いていたというアンジョーノキセキ。12番人気でソダシを破った前走も、OP昇級初戦でいきなりの大金星。この幸運に賭けたい。生産者の沖田哲夫氏は、前走が生産馬の中央重賞初制覇。血統的にもタフなレースには向いていそう。昨年のこのレース、格上挑戦で勝ち馬から0.4秒差5着。

阪神内回りは外枠不利なイメージがありますが、意外にもこのレース、大外18番枠が馬券によく絡んでくる。阪神に変わってからは一昨年の勝ち馬ラッキーライラックも18番枠。8枠ということなら昨年の勝ち馬アカイイトも8枠16番。コンスタントに速い上がりを出せるこの馬は、内がちょっと荒れはじめている今の馬場なら、大外枠の方がむしろ好都合かも。

スタニングローズは紫苑S秋華賞に続く秋3戦目。表向き疲れは見せていないが……?

あとはマリリン、マイティーのウイン2頭。ウインが最後にGⅠを制したのは、あのウインクリューガー。マリリンは前走、札幌記念でジャックドールに0.2秒差3着。一昨年のエリザベス女王杯は4着、昨年は3番人気に推されながらも16着の屈辱。雪辱なるか?マイティーは2走前のマーメイドSでマリアエレーナを撃破していますが、そのマリアエレーナは小倉記念でジェラルディーナ相手に0.8秒差つけ、天皇賞秋は不利を受けながら7着と健闘。マイティーの父ゴールドシップ宝塚記念を連覇。

買い目は7、10、13、17、18の馬連ボックスで10点。馬連ボックスとはいえデアリングタクト、ナミュールを切ったのだから結構冒険。

 

<モリアテ教授の予想>

調教絶好 11、18

調教不調 3

◎6枠11番 ナミュール

勝負馬券は6単複