粕本集呆の「競馬の花道」

カスPこと粕本集呆と逆神の権兵衛による、日本で唯一、当たらないことを"売り"にしている競馬予想ブログ。

日曜東京「毎日王冠」(GⅡ)予想

TBSのテレビ番組「世界ふしぎ発見!」が来年3月を持っていったん終了するとか。1986年春から37年半にわたって続けられてきた長寿番組。私も「クイズダービー」、「世界まるごとHOWマッチ!」、「象印クイズヒントでピント」、「天才クイズ」更には「アメリカ横断ウルトラクイズ」等を見て育った世代(「アタック25」は時間が日曜日の昼だからなのか、あまり視なかった)で、「世界ふしぎ発見!」も視ていました。

印象に残っているのが、珍しく2週連続だった「三国志」を題材にしたもの。ゲスト解答者は、三国志を題材に小説を書いたこともある作家の志茂田景樹。ただ、志茂田氏は殆ど正解しなかった記憶があります。ちなみに私はほぼ全問正解。当時の私は、三国志は光栄のゲームと吉川英治の小説と「NHK人形劇三国志」程度の知識だったのだから、志茂田氏は全問正解して然るべきで、三国志で小説を書いているのだから当然全問正解…というのが嫌でわざと間違えていたのでしょう。もうひとつは福永祐一の参戦。司会の草野仁が大の競馬ファンで、自身クラブ馬主であることから出演が実現したのでしょうが、やっぱりというか、1問だに正解できなかった。

福永の出演を覚えているということは、競馬をはじめた頃までは視ていたのでしょう。ただ、板東英二が不祥事で降板する頃はもう視ていなかった。番組終了は、マンネリ化云々というより、ネットの普及であまり世界や歴史に「ふしぎ」を発見できなくなったからでしょう。冒頭に挙げた数々のクイズ番組同様、知識の源が本かテレビしかなかった時代だからこそ成り立ったもの。私からすれば、幾らかルールは変わったのでしょうが、基本を貫いてここまで続いたこと自体がたいしたもの。

世界ふしぎ発見!」のエンディングテーマで一番印象に残っているのが久保田利伸の「Be wanabee」。1990年のアルバム「BONGA WANGA」に収録。歌詞が番組に実にフィットしていた。このアルバム自体お気に入りで、今でも憂鬱極まりない出勤の際、車の中で「Be wanabee」や「大ボラof LIFE」等を聴いてなるべくテンションを下げないようにしています。ドラマの主題歌として大ヒットした「LA・LA・LA LOVE SONG」(1996年)が大嫌いで以降のアルバムは聴かなかったのですが、2、3年くらい前から、21世紀の久保田利伸のアルバムも結構聴いています。また、私の好きなミュージシャンのひとりである安部恭弘は大学時代(早稲田大学理工学部)、野々村真の家庭教師をしていた。「ふしぎ発見」での野々村の珍解答連発ぶりを視たミュージシャン仲間が安部に「お前、ちゃんとあいつ教えていたのかよ?」と突っ込む光景は容易に想像できる。

 

毎日王冠の予想を。直線の長い東京だから差し、追い込み有利かと思いきや、過去のレースを見るに開幕週だからか逃げ馬の善戦が目立ちます。ただ、先行勢で上位を占めたレースもあれば差し、追い込みで決まったレースもあり、要はペースがどうなるかでしょう。今回前に行く馬が何頭がいますが、どれも決め手に欠ける馬で、有力馬が差し、追い込みであることから、引っ掛かって折り合いがつかなくなるような馬がいなければ、比較的スローで推移していくのでは?ただここ3年は比較的ペースが速いし…。

 

◎7枠10番 ソングライン(戸崎/1番人気 1.8倍)

〇1枠1番 シュネルマイスター(ルメール/2番人気 3.5倍)

▲6枠8番 ジャスティンカフェ(横山典/3番人気 5.4倍)

△6枠7番 ウインカーネリアン(三浦/6番人気 22.1倍)

△5枠6番 エルトンバローズ(西村/4番人気 15.2倍)

×4枠4番 アドマイヤハダル(田辺/7番人気 47.3倍)

 

1800メートルは初めてでも、単勝1.8倍でも本命はソングラインか。ただ、時折大ゴケすることもあり、そこに一抹の不安も。一方でシュネルマイスターは追い切りに不満だし、絵于トンバローズは左回りに課題がある。で、一度は本命も考えたのがジャスティンカフェなのですが、前走横山典が後方から直線だけで差し切り。先週のアグリを思い出す。前哨戦で追い込みが決まって味をしめた横山典が、本番でも後方で脚を溜めていたら、溜めただけで終了……ということが再びありそうな。12頭立てだし実力差が結構はっきりしているので、トリガミもあり得ますが、かといって三連単のアタマに据えるほどソングラインが鉄板とも思えない。とりあえず当たってくれれば。

買い目は10を軸に三連複1、4、6、7、8に流して10点。