粕本集呆の「競馬の花道」

カスPこと粕本集呆と逆神の権兵衛による、日本で唯一、当たらないことを"売り"にしている競馬予想ブログ。

特別企画:王朗先生の日本ダービー予想

やよいさん:おや?誰か来ましたよぉ。

今年のダービー、

この王朗が占って進ぜよう。

 

王朗―見た目頼りない爺さんだが、実は魏の司徒(大臣の中でも最高位)。会稽太守時代、孫策と争って敗れ会稽を明け渡したが、その後魏に仕え、曹操曹丕曹叡三代に絶大な信頼を受け、位人臣を極めた。司馬昭の妻・王元姫の祖父であり、三国時代終結させ西晋を建てた司馬炎の母方の曽祖父にあたる。度重なる出兵には慎重な態度を示し、民の負担の軽減につとめたが、「世説新語」によれば、どうも安請け合いしがちな側面もあるらしい。

 

まずは馬場、コースの分析からいこうかの。週末は晴れで良馬場。今週からCコースを使い、馬場も短く刈り込んでいるから速い時計が出るだろうて。

展開だが、メイショウタバルが取り消したことでこれといった逃げ馬がおらん。それほど前が争うこともなかろうて。シンエンペラー、ダノンエアズロック、シックスペンス、ジャスティンミラノなど有力馬は比較的前に。アーバンシック、コスモキュランダ、ゴンバデカーブース、シュガークン、ダノンデサイル、レガレイラは後ろからとみた。

次に騎手よ。ダービーは前走から引き続いての騎乗の方が結果が出る傾向にある。去年のタスティエーラはテン乗りのレーンが勝ったから、乗り替わりでも騎手次第かもしれんがの。その点乗り替わりでもシックスペンスは川田を確保、レガレイラはルメールが復帰(皐月賞北村宏司)ということで、これは高く評価せんとな。他の馬も引き続いての騎乗がほとんどで、割引の必要はないの。乗り替わりでは、しいて言えばビザンチンドリームの西村淳が怖いといったところか。ぎりぎりで堀厩舎の2頭―ダノンエアズロックはモレイラ、ゴンバデカーブースに松山に決まったが、モレイラはブラジル帰りでやや割り引きたい。モレイラを乗せなかったゴンバデカーブースも割引きかのぅ。

大事なのは血統。まずダービー馬キズナの子が5頭、母系はいずれも短中距離だが問題なし。ジャパンカップ勝ち馬スワ―ヴリチャードの子が2頭、父系はちとクラシックディスタンスに不安はあるが、どちらも母父にハービンジャーじゃから、母系がスタミナを補って距離に不安はなかろうて。二冠馬ドゥラメンテの子が2頭、シュガークンは母父は短距離王サクラバクシンオー、ミスタージーティーは欧州スタミナ血統の典型サドラーズウェルズという好対照じゃが、前者はキタサンブラックの弟なので大丈夫か。後者はやはり高速馬場になると不安は残るのぉ。エピファネイアの子が2頭、母系はややスピードタイプじゃが、バランスはとれていて距離は心配ないとみた。

これが結論じゃ。

◎7枠15番 ジャスティンミラノ

〇3枠5番 ダノンデサイル

▲5枠9番 ダノンエアズロック

△4枠8番 アーバンシック

△6枠12番 シックスペンス

×1枠2番 レガレイラ

×2枠4番 ビザンチンドリーム

皐月賞組では◎ジャスティンミラノが能力断然、東京もおあつらえむきの舞台じゃ。外枠は不利じゃがある程度出していくので問題なかろう。ただ、危ういとすれば戸崎が差しに回ったときじゃな。2着候補に△好枠8番を引いたアーバンシック、前走は力を出し切れなかっただけじゃ。実力負けではない。3着の穴候補に×ビザンチンドリーム。最後方から3着までなら充分ありえよう。ただしいつも出遅れるので外に出すまでが大変で、進路が塞がれる虞がある内枠はマイナス。皐月賞は案外だった×レガレイラも、ルメールに敬意を表して抑えておこうか。2番枠なので腹を括って最初から下げるのではなかろうか。皐月賞以外の組では〇前に付けられる好枠のダノンエアズロックとダノンデサイル、△に乗り易い枠を引いたシックスペンス、いずれも皐月賞をパスしたことが奏功し、前走より更に上積みあるはずじゃ。

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