粕本集呆の「競馬の花道」

カスPこと粕本集呆と逆神の権兵衛による、日本で唯一、当たらないことを"売り"にしている競馬予想ブログ。

田口貫太は何をやらかした?

前回の最後に話した件の騎手は

田口貫太

ですわ。

突然先週の騎乗馬がゼロに。調教中に落馬負傷したとかもあり得たのですが、何せ不祥事続きのJRA、またぞろ若手が何かやらかしたのかとファンたちに疑念を抱かせた。私もネットで調べてみたのですが、行方不明になっているとかいい加減なことほざいてるサイトもあったりして。朝帰りで調教に遅刻したとか。朝帰りって……

てめェ

ルコメの分際で!

ある程度信憑性あるかな?と思ったのが、先輩騎手に飲みに連れられて泥酔し、調教に遅刻してしまったという説。師匠の大橋師はカンカンで、他厩舎も含めたすべての騎乗が白紙にされたとか。その中には阪急杯を勝ったビッグシーザーも含まれていた。元々大橋師は田口に厳しく指導することを明言しているのですが、事実だとしたら田口にはいい薬になったのでは。良薬口に苦し。

今週は土日とも京都で、2日で22鞍。土曜日は第5Rの新馬戦、日曜日は障害レースを除いたすべてで、土曜日の重賞チャレンジカップにも騎乗。何にせよ不祥事ではなくポカだったということ。もしコロナウイルスに感染したとか、調教で落馬し、大事をとって土日を安静にさせたというなら、若手のホープだけに競馬関連の記事でその点触れられるはず。何も触れられていないということは田口にとって恥ずかしいことなのでしょう。たとえポカでも予定されていた騎乗がパーになったのは、田口が痛いだけではなく、他の厩舎関係者にも迷惑をかけたのだから、今週はとりあえず結果を出して信頼回復しないといけない。勝てば何をしてもチャラになるというわけではないのですが。

一方で不祥事を起こした小林勝太は1年、酒気帯び運転で物損事故を起こした松若は半年の騎乗停止処分。小林勝は平成になって最長の騎乗停止期間らしいけれど、高知の妹尾将充元騎手のことを思えば、騎乗停止処分の間、腐らず必死になって関係者の信頼を取り戻せば再び馬に乗れるのだから、まだ恵まれている。

2006年ダービー馬のメイショウサムソンが死亡。21歳。直接の死因は心不全ですが、癌だったそうです。

この馬には皐月賞馬単を獲らせてもらいました。2着は高田潤騎乗のドリームパスポート。ダービーウィークでは名古屋の栄でトークショーがあり、石橋師がゲストで呼ばれたのですが、前日でもないのに固まっていた。それに、その年の神戸新聞杯中京競馬場で開催されましたから、現地に見に行きました。そのときはドリームパスポートが勝ち、メイショウサムソンは2着でした。馬を見たくて競馬場に行くというのは、中央ではこのときが最後だった気がします。皐月賞以降のこの馬のレースは、武豊に主戦が替わって以降も全部覚えています。ただ、中団で控えるという武の乗り方は好きではなかった。この馬は先行してなんぼだろうという思いがありました。ラストランの2008年有馬記念で先行策をとったのですが、相手が悪かった。先頭で飛ばして追いかける後続を潰すダイワスカーレット。でもラストランの武の騎乗には満足でした。一頭の馬の主なレースを全部覚えているというのは、キタサンブラックで最後。もう今の馬ではありませんね。