船橋の森泰斗が今年で引退。荒尾競馬のファンだっただけに、一番印象に残っているのが2010年「霧島賞」のテイエムヨカドー(船橋・渋谷信博厩舎)。前年の船橋「クイーン賞」(牝馬交流GⅢ)2着だったりと、九州産馬の中では抜けた存在でした。あと2013年「習志野きらっとスプリント」のラブミーチャン。ただ、このときは、グレードの交流重賞でもないのに、どうして濱口ではないんだと不満に思い、勝っても大して嬉しくなかった。だからテイエムヨカドーと違ってレースそのものは記憶にないというか、見もしませんでした。勿論森が悪いわけではないのですが。SNSで「不祥事などではありません」というのはジョークでなさそう。現に私も引退の報を聞いたとき、チラっと「不祥事」の三文字熟語が頭を過りました。南関でも的場文男や和田譲治が不祥事を起こしているだけに。
そしてまさかの…といっては失礼ながら、
京都に遠征してスポット騎乗が3鞍。最後の第10R・近江特別(2勝クラス)で8番人気メイプルタピット(美浦・南田厩舎)で勝利。この馬、笠松から遠征して第9R・秋明菊賞(2歳1勝クラス)を走ったメイプルギンと同じ節英司オーナー。メイプルギンはこれまで地元では東川慎、岡部誠が乗っていて、渡邊はテン乗り。メイプルギン自体はブービーでしたが、次のレースでオーナーにアピールできた。
「すべては、池添さんに朝ご飯をおごってもらったおかげです」らしく、池添ちょっと見直した。
笠松では圧倒的な成績を誇りますが、他に上手い騎手がいないというのが実情。向山も年齢的に全盛期のようにはいかず、筒井が復帰したとはいえ、渡邊のひとり勝ち状態はしばらく続くでしょう。それが逆に「鳥なき島の蝙蝠」に見えなくもなく、地元の交流戦でも、JRAの馬は岡部や丸野、大畑といった愛知の騎手に取られることが多かった。交流戦でJRAの馬に乗れても負けてしまい「お前ここでアピールしなくてどこでアピールするんだ?」と他人事ながら臍を噛む思いでしたが、今回中央の関係者に大きなアピールをすることができた。ちなみにこのレース、田口貫太も出場していて4着。秋明菊賞は田口の騎乗馬が勝利。
そういえば坂井も田口同様地方競馬の騎手の息子。期待すると来ない、目を離すと突っ込んでくるという、JRAのジョッキーらしさが板についてきた。永島や吉村も含め、これからは地方競馬2世の時代になっていくのか……?
やよいさん:久しぶりに
競馬ブログらしい前振りでしたねぇ。
ところで、二人とも
ちっとも馬券が当たらなくて
お金に困ってませんかァ?
実はいい副業があるんですよぉ。
権兵衛:まさか、時給5万円で物を運ぶとか……
やよいさん:いえいえ、
わざわざ東京近辺の一人暮らしの
お年寄りの家に行かなくても
おうちで競馬の予想をアップするだけで
ウン十万円稼げるんですよぉ。
お二人にピッタリでしょお。
ただ、登録手続きの諸費用を
幾らか頂くことになりますけどぉ……
「包丁を買って渡す仕事」って
どんな仕事やねん!?
アタマ悪いという次元を超えている。仕事柄、日夜転売ヤーと戦い続けていますが、転売ヤーどもが可愛く思えてきた。
結局時事ネタ。というわけでマイルCSの予想を。
目玉はイギリスから来たチャリン。ヨーロッパのマイル王なのですが、課題がふたつ。ひとつは毎度外国からの遠征馬にいえることですが、日本の芝に対応できるか。もうひとつは、17頭立てという他頭数のレースに対応できるか。13頭立てのGⅠレースを制しているので、出脚で躓かなければこなせるか?ただ、気になるのは、引退して種牡馬にするつもりだったけれど、調子が良いからもうひと稼ぎ……という陣営の思惑。以前にもこんな馬が来て大負けこいて帰っていったような記憶があるのですが……。
<逆神の権兵衛の予想。単勝人気とオッズは前日のもの>
外国馬は馬場適正がどうかが鍵になるし、日本馬はレースごとに小差で着順入れ替わる混戦模様。さらにマイル戦線以外からの参戦馬もいるわ、どの程度雨が降るかが分からないわでカオスとしか言えない状況。これは!という馬をピックアップして買うしか手がなさそうですが、さて……。
馬場適正不明も、今年GⅠを3勝と実績は抜けている
◎6枠11番 チャリン(ムーア/3番人気 4.9倍)
が、雨降ればなお良さそうで本命
以下、昨年このレースを良馬場で勝ち、安田記念は稍重で2着と雨に不安ない
ナミュールと小差の競馬をG1で繰り広げている安定株
▲7枠13番 ソウルラッシュ(団野/2番人気 4.8倍)
初のマイル戦も、前走府中牝馬Sで見せた末脚は十分通用の
△1枠2番 ブレイディヴェーグ(ルメール/1番人気 4.6倍)
昨年0.2秒差の4着と実力あり、雨降らなければ怖い存在の
×8枠17番 エルトンバローズ(西村淳/8番人気 25.3倍)
をピックアップし、馬券は
2、4、11、13、17
の3連複ボックス(計10点)で参ります。今週もまた「惜しい!」で終わるような気も……。
<カスPの予想>
◎7枠13番 ソウルラッシュ
〇8枠15番 セリフォス(川田/6番人気 14.4倍)
▲6枠11番 チャリン
△2枠4番 ナミュール
△4枠8番 フィアスプライド(シュタルケ/12番人気 81.5倍)
×7枠14番 ウインマーベル(松山/13番人気 98.3倍)
昨年は2着。3走前に同じコースのマイラーズCを勝利、GⅠの安田記念3着、富士Sも僅差2着のソウルラッシュを本命に。リピーターが活躍する傾向にもピッタリ。
対抗は一昨年覇者セリフォス。マイラーズCはソウルラッシュの2着、安田記念も5着とはいえ0.4秒差。富士Sは折り合いを欠きましたがそれでも4着。前走がガス抜きになってくれていれば。
三度川田&中内田厩舎。
三度目の正直。今度はやってくれるはず。外差しがきく京都。直線大外強襲を期待。
チャリンは正直半信半疑ですが、明日の京都の降水確率は70%。陣営は速い馬場でも問題ないと言っています―どこまでアテにしていいかわからないが。抜けた存在がいない日本のマイル戦線なだけに、日本の競馬に順応できればやはり恐い。
ナミュールは昨年覇者。鞍上は代打騎乗だった藤岡康太。昨年は9番人気。ヴィクトリアマイルは8着に敗れましたが安田記念2着と、昨年の勝ちがフロックでないことを証明。臨戦過程が昨年とは違うことと、昨年は16番枠でしたが今年は4番枠。先週エリザベス女王杯を勝ったデムーロ弟がどう捌くかでしょう。
フィアスプライドはそのナミュールが大敗したヴィクトリアマイル2着。安田記念は7着ですが0.5秒差なら挽回可能。人気するとコケて、人気しないと走る傾向がある。輸送を無難にクリアしてくれれば。
ウインマーベルはスプリンターズSで0.2秒差5着。芝のマイルは2歳の未勝利戦以来ですが、昨年阪神C、今年の阪急杯勝ち。そこから1ハロン延長で13番人気は軽視されすぎ。距離延長で新味出れば。
買い目は13を軸に三連複4、8、11、14、15に流して10点。
そして15を軸にワイド4、8、11、13、14に流して5点。計15点。
<モリアテ教授の予想>
◎7枠13番 ソウルラッシュ
勝負馬券は【13】単複。
ジュンブロッサムと悩みました。