5月12日の競馬の結果
中央東京「ヴィクトリアマイル」…カスP ハズレ/逆神の権兵衛 ハズレ
モリアテ教授 ハズレ
1着 9番テンハッピーローズ(14番人気)
2着 2番フィアスプライド(4番人気)カス△
3着 6番マスクドディーヴァ(1番人気)カス◎ 権〇
やよいさん:孔明先生このままだと
中央GⅠ皆勤賞に
なりそうですねぇ。
それではァ―
待った!!!
権兵衛:よおよお天才軍師さんよォ
14番人気で単勝200倍以上の馬なんか
買えるわけねぇだろ!
それとも何かい?あんな馬
何か買える要素でも
あるってえのかい?
カス以下一同:そうだそうだ!
どうやったらテンハーピーローズ
買えるんだ!?ざけんなよ!
…やいやい、てめえら黙って聞いてりゃ
いい気になりやがって
孔明:おい権兵衛!
てめえブログのコメント欄で
「フィアスプライドは
ルメール頼みで買う手もあったし、
テンハッピーローズもドゥアイスと
時計差のない競馬してて
結構迷ったのですが…orz」
って書いてるじゃねえか!
この桜吹雪はしっかりと見てるんだよ!
孔明:裁きを申し渡す!
逆神の権兵衛、
打ち首獄門!
余の者は終生遠島!
引っ立てぇ!!!
桜吹雪はともかく、遠山の金さんが名裁判官であったことは確からしいです。将軍徳川家慶がその裁判ぶりを激賞したとか。江戸庶民の暮らしを極端に抑圧する水野忠邦の「天保の改革」に激しく抵抗したのが北町奉行の「金さん」こと遠山景元と、大阪町奉行のとき、名奉行として名高かった南町奉行の矢部定謙だったのですが、矢部は水野によって町奉行罷免ばかりか、御家断絶の処分とされた(矢部は抗議の断食の末に餓死した)。相方が粛清され、南町奉行の後任に水野の腹心・鳥居耀蔵が就任しても、遠山は庶民の暮らしを守るべく、怯むことなく水野に対抗し続けました。水野が矢部は始末できても、最後まで遠山に手を出せなかったのは、名裁判官という将軍家慶のお墨付きがあったからだと言われています。
とはいえ、水野の圧政に対抗したのは遠山や矢部が最初ではなく、それ以前にも榊原忠之(鼠小僧を捕まえたことで有名。実は信長の弟・織田信包の子孫)、筒井政憲(水野によって左遷を喰らったが、後に外交官として活躍)、大草高好(遠山の前任で、在職中に病死)ら遠山の前の町奉行たちも庶民の側に立って水野に楯突いていた。「遠山の金さん」はそのクライマックスということ。
テンハッピーローズはよくよく成績を見れば前走の阪神牝馬Sで6着ながらマスクドディーヴァに0.4秒差。その前の京都牝馬Sも7着ですが0.3秒差。私は完全ノーマークなのですが、ここに目がいっていれば買えないことも……ただ、迷って消したのがハーパーとフィールシンパシー。スタニングローズも気にはなったし、テンハッピーローズにまで回っていたかは微妙。
ちなみに迷った末に買ったのがモリアーナとライラックですが、ともに散々な成績。まずモリアーナは鞍上で切るべきだった。横山典弘は差し馬に乗ると頑なに最後方からなのですが、このレース、例年芝の状態もあって極端に後ろからだと届かない。後ろでも9、10番手(勝ち馬もその位置だった)にいなければならないのに。それくらい心得ているだろうと思っていたのですが……道中仲良く同じ位置取りで直線も仲良く並んで着順も仲良くモリアーナのひとつ下だったのが武豊のナミュール。齢とると若い者に遠慮して後ろで控えているものなのかね?しかもこういうレースの後の横山典弘は何もコメントを発しない。まァ、発したところで「馬は頑張っている」で何の参考にもならないのですが。
ライラックは追い切りがあまり良くなく、ハーパーはそれで切って正解だったのですが、ライラックは相沢師の「前走みたいなことはないと思っている」という言葉を信じて、殿負け。ドベ。谷中公一氏が著書で、予想をするときは陣営のコメントは参考にしてはいけないと述べておりましたが、厩舎関係者は馬主の手前、あまり弱気なコメントを発することができないからだそうです。ただ、堀宣行師は、馬に何かしら懸念があるときはちゃんとコメントしてくれる、もしくは微妙に匂わしてくれる印象があります。そしてその懸念が結構現実のものになってしまう。堀師は結構癖が強い調教師らしいのですが、馬主の顔色を窺う必要がないくらい己に自信があるということでしょうか。橋口弘次郎師は馬券を買う人がいる以上、不安材料があればそれもちゃんと伝えるべきだ、というスタンスでしたが、おかしなことに「泣きの橋口は買いのサイン」になってしまっていた。
今年も「日本ダービーで逆神の権兵衛を倒せ!」を開催します。賞品は昨年の「権兵衛サンタ」の繰り越しも多いですが、新しい賞品もあります。今週末までにはレギュレーションを出しますので。