コナミが「ウマ娘」を提供しているCygamesを訴えたそうで。
一切やらんので知らんわ。
コナミは40億円の損害賠償以外にもサービス提供の差し止め―つまり「ウマ娘」をやめろと訴えているとか。Cygamesは現段階では争う構えで、明日明後日すぐに「ウマ娘」がプレイできるわけではないのでしょうが、流れ次第では競馬界も結構打撃を受けます。ナイスネイチャ等、引退馬に多くの支援が寄せられるようになったのは明らかに「ウマ娘」の功績ですし、笠松競馬はスピンオフの「シンデレラグレイ」に便乗-もといコラボして大成功を収めたらしい。
一方コナミについては、「遊戯王」というカードゲームや、スマホのアプリゲームについては「パワフルプロ野球」や「プロ野球スピリッツ」がヒットしているようですが、コンシューマーゲームについては、言い方は悪いですが「死に体」。「ウイニングイレブン」も、ネットゲームに生まれ変わったと言えば聞こえはいいのですが、エレクトリックアーツ社の「FIFA」に敗れたという感が拭えない。吸収したハドソンの「桃太郎電鉄」が、コロナ禍の巣籠り需要にマッチして大ヒットしましたが、ファミコン時代にヒット作、話題作を連発したパワーはもうありません。一方で近年は知的財産権であちこちの同業他社に訴訟を吹っ掛ける等、ゲーマーたちの間であまりイメージは良くない。ハドソンの分も含め、これまで培ってきたゲームソフトという財産は多いだけに、私の中では宝の持ち腐れ…といったところもある。小島秀夫さんいなくなったけど、「ポリスノーツ」復刻できませんか?
あとコナミで思い出すのは、過去に大手新聞で所謂「肩たたき」の実態が暴露され、過去ゲーム開発に携わっていたのに、突然出向されられ、そこでパチンコ台の釘抜きを一日中やらされるようになった社員の告白が記されていました。記事を読んだ当時は「コナミはなんてひどいブラック企業なんだ!」と憤ったものですが、その後曲がりなりにも売り手として仕事でゲームに携わるようになり、発売前の話題から大量に仕入れ(入荷数を決めるのは基本私の仕事ではないが)、売れずに在庫を余らせるクソゲーが出たりすると
「これ作ったヤツ、パチンコの釘抜きに行け!」
と心中罵ったものです。コナミで釘抜きをやらされた社員が、どういう経緯でそのような目に遭ったのかはわかりませんが。言っとくけど、コナミも、私が働いて以降店を大損させたクソゲーは結構あったよ。
もしコナミが全面勝訴して「ウマ娘」が消えたら、競馬界のダメージはそれなりにあるかもしれませんが、それで引退馬への支援が途絶えたりしたら、それは所詮「ウマ娘」頼みだったということになってしまう。「ウマ娘」に関係なく競走馬が愛されるような努力を関係者は普段からしていかないといけない。もっとも、あくまで訴訟はアプリのゲームの話なので、判決如何で「ウマ娘」というコンテンツそのものがすべて消滅するということはないと思いますが。
閑話休題。一度は休止した「日本ダービーで逆神の権兵衛を倒せ!」を復活させました。昨年「権兵衛サンタ」をやらなかったから、という面もあります。
ただ問題は、どれだけ参加者が集まるか、です。以前のブログでは30名近く参加者が集まることもありましたが、今のブログの閲覧者数から、今回は企画が成立するくらいに集まってくれるか…?という心配もあります。ちなみに一番最初にやったときの参加者数は7名でした。それくらいなら逆に参加者全員に何かしら賞品を配ることもできます―実際参加者数が少ない頃は、全員に参加賞を送っていた―。今回は昨年末「権兵衛サンタ」を見送った分、結構賞品が溜まっている。ある意味狙い目かもしれません。
ちなみにどうしてこんな「持ち出し」の、お金が減りこそすれ一円の儲けにならないことをするかといえば、ひとえに「最近面白くなくて鬱々としている」からです。だから「面白い」かもしれないことを自分からやって、皆と一緒に鬱を晴らしたい、というわけです。