粕本集呆の「競馬の花道」

カスPこと粕本集呆と逆神の権兵衛による、日本で唯一、当たらないことを"売り"にしている競馬予想ブログ。

笠松競馬「ウマ娘シンデレラグレイ賞」予想

オグリキャップ記念」、南関勢3頭は横一線なので騎手で選びましたが……渡邊の評価を改めないといけない。地理の利があっても渡邊では所詮吉原や赤岡、御神本の比ではなかった。昨年に引き続きトーセンブルの鞍上が岡部だったら……厳しいこと言いますが、笠松リーディングジョッキーといえど、若手が大半の10人ちょっとの競馬場の「鳥なき島の蝙蝠」。今の力量では今後全国交流重賞で南関の馬が来ても、渡邊に依頼は来ないでしょう。非力な地元の馬に乗って、終始遠く離れた南関馬の尻を追いかけるのが関の山。

というわけで塞ぎの虫が体中を駆け巡っているので「シンデレラグレイ賞」を観に笠松競馬に行くのはやめにしました。当日の盛り上がりは、他の人が詳しく伝えてくれるでしょう。「ファイアーエムブレム・エンゲージ」でラピスを結構使っているので、高柳知葉を一目見てみたいという気持ちもなきにしもあらずでしたが。

でもこのレースを楽しみにしている人もいると思うので、「シンデレラグレイ賞」の予想はしましょう。

このレース、オグリキャップにちなんだ芦毛白毛馬限定のレース―しかも笠松競馬所属馬限定なので、無理に芦毛の馬をかき集めてくる。結果力量に大きな差が出てきます。要はCクラスなら、上の方で好走を続けている馬から、下の方で馬場掃除をしている馬までごった煮。おまけにSPⅢ程度の愛知や笠松の重賞よりずっと売り上げが良いので、本命サイドでも当たれば結構美味しい配当が得られる。ギャンブルとして見るなら買わない手はないレースなのです。

ただ今年はちょっと様相が違う。中央からの移籍初戦馬が3頭いる。未勝利戦を最後まで勝ち上がることができず、未勝利のまま1勝クラスに組み込まれたものの、当然歯が立たず、笠松に来た馬たちです。そんな馬でも笠松のCクラスなら充分に通用する。ところがリュンヌドネージュは1年4カ月ぶりの実戦。フルールエトワールに至ってはその倍の2年8カ月。よく未勝利を勝てなかった馬をここまで養っていたものだと感心しますが、何とこの2頭、同じ馬主さん。調べてみるとこの高松悟さん、これまで上掲2頭を含めて4頭中央に登録したのですが、うち2頭は出走さえできず引退。そして残り2頭がまったく結果を出せないまま笠松に。この2頭よりはブランクの短いスノーディザイアも昨年6月、未勝利戦以来の出走。この3頭をどう評価するかでしょう。

 

◎8枠10番 エイシンウパシ(大原)

〇7枠9番 スノーディザイア(保園)

▲2枠2番 ドリームボックス(向山)

△3枠3番 フーレドロール(丸山)

△6枠7番 カリーナチャム(森島)

 

外の逃げ馬で、ここ2戦、C-5クラスで連続して馬券に絡んでいるエイシンウパシを本命に。この馬が条件も揃っているうえ、中間も順調。

スノーディザイアは骨折長期休養前の最後の中央のレースは18頭立て9着でしたが、勝ち馬から0.7秒差と悪くない方。他の転入組と較べれば臨戦過程もマシな方。

ドリームボックスは着順だけ見ると良さそうですが、レベルが低いのはエイシンウパシと時計を較べれば一目瞭然。ただ順調な過程にはある。フーレドロールもC-5で行き詰まっている感じですが、このメンバーなら。

カリーナチャムもCクラスの2桁を走ってきましたが、ドリームボックス同様堅実。ただ、ここしばらく1600メートル戦が多く、1400メートル戦で同じようにいくかどうか。追走に手間取らなければ。

買い目は10を軸に三連複2、3、7、9に流して6点。馬単10→2、3、7、9で計10点。

同型に51キロのナエギジョーがいますが、格の違いからエイシンウパシが逃げるのはほぼ確実でしょう。逃げ馬だけに最後捕まってしまう可能性は否定できませんが……。

リュンヌドネージュ、フルールエトワールはとりあえず急仕上げという感じなので切りましたが、実力的にはまったく未知数で、来る可能性は否定できない。特に後者はもし2年8カ月ぶりが嫌われて人気していないようなら買ってみるのも面白いかも。