粕本集呆の「競馬の花道」

カスPこと粕本集呆と逆神の権兵衛による、日本で唯一、当たらないことを"売り"にしている競馬予想ブログ。

佐賀競馬「佐賀記念」(交流GⅢ)&笠松競馬「ゴールドジュニア」(3歳SPⅢ)予想

2月5日の競馬の結果

中央東京「東京新聞杯」…ハズレ

1着 2番ウインカーネリアン(4番人気)〇

2着 15番ナミュール(2番人気)

3着 16番プレサージュリフト(6番人気)

 

8枠は不振を極めるとか言っておきながら、2着3着が8枠の馬ではどうしようもない。傾向に固執するのもやはり問題なのかな…と。勝ち負けは東京のきれいな馬場で内外の差が出た結果でしょう。同じ東京芝1600メートルでも安田記念は全然馬場状態が違う。時期的に離れているとはいえ、東京新聞杯安田記念があまり繋がらないのはそういった事情もあるからか。過去10年で、東京新聞杯を勝った馬でその年の安田記念でもまともな結果を残せたのは2015年ヴァンセンヌ(2着)、2019年インディチャンプ(1着)くらい。どちらも鞍上は福永なのですが、現役最後の東京新聞杯は1番人気4着。

 

佐賀競馬佐賀記念」の予想を。2000メートル。第9R。17:20発走。

JRAのバーデンヴァイラーが人気を集めるでしょうが……OP昇級後は人気でコケてばかり。アンタレスS(中央GⅢ)では3番人気で勝ち馬から2.9秒差15着、盛岡の「マーキュリーカップ」(岩手・交流GⅢ)は勝っても、次のシリウスS(中央GⅢ)でまた3番人気で勝ち馬から3.1秒差の15着。チャンピオンズCは着差こそ1.4秒差とマシだけれどそれでも16頭中14着。力を出し切れないのか、元々この程度の馬なのか、判別に苦しみます。鞍上の福永もここ最近期待を裏切ってばかり。あまりアテにはできません。ただ、「この程度の馬」と捉えるなら、言い換えれば相手が弱ければ上位も見込めるという事。今回はっきり言って中央勢のレベルは低い。

地元勢ではグレイトパールがラストラン。鳴り物入りで佐賀に移籍し、最初の佐賀記念では2番人気に推されたが4着、以降毎年出て6着、7着、4着。昨年は好調時のケイアイパープルやメイショウカズサが出てきた。中央勢が手薄な今回なら…と言いたいところなれど、今年10歳のグレイトパール自身も一時期の力はない。ただ、出走メンバーを見るに、地元佐賀勢は厳しい戦いにリュウノシンゲンら一線級を惜しげなく投入してきている。勝ち負けはともかく、佐賀の馬にとってもここは晴れ舞台ということでしょうか。その点では、佐賀の関係者たちに敬意を表したい。昔、荒尾の最強馬タニノウインザーがここに挑んだことが思い出されます。

 

◎1枠1番 ジャズブルース(JRA・団野)

〇2枠2番 バーデンヴァイラー(JRA・福永)

▲5枠6番 ラッキードリーム(兵庫。下原)

△6枠8番 カフジオクタゴン(JRA・坂井)

×4枠4番 ディパッセ(JRA・松若)

 

本命は先行力があるジャズブルース。昇級初戦の門司S(OP特別)は案外でしたが、それでも絶望的な負け方ではない。地方交流重賞ははじめてなので、地方のダートに適性あれば。

兵庫のラッキードリームは「東京大賞典」で勝ち馬から1.5秒差7着。3着馬からなら0.7秒差と面目は保った。2走前の「園田金盃」で兵庫の大将格ジンギに1.0秒差つけて勝ったのが光る。下原は2008年、チャンストウライでこのレースを制しています。

カフジオクタゴンは昨年中央の「レパードS」勝ち。金沢「白山大賞典」3着、「JBCクラシック7着」。ただ、小回りコースを得意としている馬ではない。

ディパッセは逃げ馬。地方勢にも逃げたい馬はいますがスピードからこの馬がハナを奪うでしょう。ただ、すんなりと自分のペースで逃げられるかどうか。距離は2000メートルとちょっと長いですが、気分よく逃げられるならこなすと思います。

 

買い目は1を軸に三連複2、4、6、8に流して6点。それから馬連1-2、4、6、8で4点。計10点。

 

笠松の3歳登竜門「ゴールドジュニア」の予想も。SPⅢ、1着賞金250万円と重賞としての格は低いですが、オグリキャップだけでなく、ミツアキサイレンスラブミーチャン交流重賞で中央勢を脅かした馬が勝ち馬に名を連ねています。他にもフジノテンビークインオブクイン、アウヤンテプイと東海公営ファンには忘れられない馬の名前が勝ち馬の一覧に刻まれている。

このレース、ちょっと変わった変遷があって、長い間名古屋タイムズという夕刊紙が優勝杯を提供していたのですが、2008年に同紙は事実上廃刊。以降、スポーツニッポン、日刊スポーツ、そして現在は報知スポーツと優勝杯の提供団体が次々と変わっています。

北陸、東海、近畿交流で1600メートル。第9R。15:50発走。愛知3頭、兵庫1頭、笠松5頭。ただ、笠松の騎手が2人しかいない(短期騎乗除く)。

 

◎8枠9番 ニシケンボブ(兵庫・吉村)

〇5枠5番 スタンレー(藤原幹)

▲7枠7番 メイクストーム(松本)

△1枠1番 イグアスワーク(愛知・村上)

×6枠6番 ブレイブソロ(愛知・保園)

 

実績的にニシケンボブが抜けています。道営4勝、認定OP勝ちもあり。12戦して掲示板を外したのは交流GⅠの「全日本2歳優駿」の7着のみ。馬券圏外もそれを含めた2戦のみ。よっぽど出脚で躓かなければ、大外枠でも―1400は最初の直線が長く外枠有利ですが、1600は打ってかわってスタート地点からコーナーまでが短いので内枠有利—連を外すことはない。ただ気になるのは前走馬体重を大きく減らしていること。

スタンレーは笠松でデビュー連勝して一度中央へ移籍、新潟2歳Sで10着に敗れた後、すぐに笠松に復帰。昨年の愛知「ゴールドウイング」2着。新潟2歳Sも勝ち馬から1.0秒差。ちなみに勝ち馬のキタウイングは後にフェアリーSも制している。「ゴールドウイング」が11月22日なので随分間隔は空いていますが動きは絶好。スタンレーには地の利で対抗します。

メイクストームは「ライデンリーダー記念」で後方から鋭い末脚を見せ3着。ただ、常に後ろからなので届かないケースが多く、愛知「ペガサスカップ」のように不発で見せ場なしということもある。要は展開が向くかどうか。

イグアスワークは「ラブミーチャン記念」3着、「ライデンリーダー記念」4着、「ペガサスカップ」4着。「ラブミーチャン記念」は例年のレベルになかったので3着でもあまり自慢にならないのですが、その後2戦の4着は評価できる。ただ、決め手に欠ける。メイクストームとどっこいどっこいですが、メイクストームは脚質が極端なので展開が向けば突き抜ける、逆にイグアスワークは展開を問わないかわりに、どんな展開でも善戦止まり。そこが印をメイクストームより下にした理由ですが、最内枠を利することができれば。

穴馬にブレイブソロ。典型的逃げ馬で、ハナを主張するのはこの馬でしょう。先述しましたが、1600メートルはスタート地点が第3コーナーポケット地点。出脚でヘタを打たずにすんなりハナを奪えれば楽な展開になると思います。1700メートルの「ペガサスカップ」でも4着だったので距離の心配はいらない。

 

買い目は9を軸に三連複1、6、5、7に流して6点。それから馬単5→6、7、9で計9点。