粕本集呆の「競馬の花道」

カスPこと粕本集呆と逆神の権兵衛による、日本で唯一、当たらないことを"売り"にしている競馬予想ブログ。

日曜東京メイン「東京新聞杯」(GⅢ)予想

2月2日の競馬の結果

名古屋競馬「梅見月杯」…ハズレ

1着 10番タカジョー(3番人気)△

2着 6番アキュートガール(2番人気)▲

3着 7番ウインユニファイド(1番人気)◎

勝ちタイム 2:10.7(良)/昨年の勝ちタイム、レコードタイムは、昨年までは旧名古屋競馬場での施行のため割愛。

 

東京新聞杯の予想を。

このレースは別定ですが、去年までより斤量が1キロ重くなっている。どうもレースによっては平地戦では滅多にお目にかからなかった60キロも散見されている。先月の小倉の門司S(OP特別、別定)は60キロの馬が2頭出走し、うち1頭が掲示板に入っています。これは騎手の負担を軽減するためらしい。確かに減量に失敗して制裁を受ける若手が出てきたり、西谷凛が減量ができずに騎手を廃業する等、身体がまだ成長過程にある若手には酷な面があります。騎手の過去の減量談には、ジョーとの対戦に臨む力石徹ばりのものも結構ありました。

残念な日本史だか何だか知りませんが、武田騎馬軍団はポニーくらいの小さな馬に乗っていたと、今更なことをトリビアよろしく披露する人がいる。でも当時は人も小さかった。武田騎馬軍団を代表する猛将・山県昌景は130~140センチの身長だったらしい。工藤かずや池上遼一の劇画「信長」の作中、長篠の戦いで、織田の鉄砲隊の脅威を知らせるため一旦本陣に退却してきた山県を詰る武田勝頼に、「この山県、五尺の身が惜しゅうて戻ったのではござらぬ!」と吐き捨てて戦場に戻る場面がありましたが、五尺は150センチ。時代によって尺の長さは変わってきますが実際の山県はもっと小さい。山県は当時から小柄といわれて、当時の平均身長は158センチといわれています。大男と伝えられる斎藤義龍は現在に換算すると197センチなので、山県昌景斎藤義龍が対すると、ケンシロウとデビルリバース…といえば言い過ぎか。大河ドラマ「どうする家康」で山県を演じている橋本さとしは身長184センチ。

何が言いたいかというと、時代とともに日本人も身長が伸びた。特に食生活が劇的に変わった戦後から一気に日本人の身長が伸び、現在平均身長172センチらしい。それなのに戦前とはいわないまでも、昔の基準のままだと若い騎手たちの健康を害する。武幸四郎調教師が競馬学校時代、寝る時は身長が伸びないよう箱の中で寝させられたと昔テレビで語っていたのを聞いて、「中国の纏足かよ!?」と思いましたが、真偽はともかく、人の成長を人為的に阻害するのは当然良くない。それで馬の斤量を増やすことで、騎手の減量の負担を軽減したのですが、そうなると今度は馬が大丈夫なの?という話になる。ヨーロッパの凱旋門賞古馬59.5キロ、キングジョージ6世&クイーンエリザベスS古馬60.3キロですが、馬場の違いがある。おまけに日本は極度のスピード重視。外国馬があまり日本に遠征したがらない件も含め、この辺りも何かしら対策を講ずる必要があるでしょう。

 

閑話休題。このレースもシルクロードS同様1番人気が不振ですが、これについてはあまり気にしなくてもいいでしょう。問題は、過去10年中、8年は1~3枠が連に絡んでいるということ。それに8枠は不振を極めている。シルクロードSと違って東京新聞杯はずっと一貫して東京芝コースなので、この傾向は注意しなければならない。荒れる印象のあるレースですが、過去の配当を見ると、そんなに頻繁に波乱があるわけでもないようです。2桁人気が馬券に絡んでいるのは2016年、2021年のみ。

 

◎2枠3番 ジャスティンカフェ(福永/1番人気 2.7倍)

〇1枠2番 ウインカーネリアン(三浦/5番人気 13.3倍)

▲3枠5番 インダストリア(戸崎/4番人気 8.0倍)

△7枠14番 エアロロノア(武/9番人気 28.8倍)

×7枠13番 サクラトゥジュール(田辺/8番人気 24.6倍)

(単勝人気とオッズは前日のもの)

 

福永の馬に本命を打つレースもあと何回か。毎日王冠はレコード勝ち馬から0.1秒差2着で、4日目東京の速い芝に(対応できそう。マイルCSも6着ながら勝ち馬から0.4秒差。ゲンの悪い(?)前日1番人気ですが、福永は2019年、1番人気のインディチャンプで勝っている。

ウインカーネリアンは内枠の先行馬という利がありますが、前走発馬で失敗した。今回ホライゾネットを着用するらしいので、まともに出てくれれば。ショウナンマグマやシュリが逃げるでしょうが、過去このレースで逃げきった馬はやはりそれなりに人気のある馬でした。好位5番手辺りが絶好のポジション。上手く立ち回ってくれれば。

インダストリアは昨年NHKマイルC2番人気5着でしたが、1番人気4着だったセリフォスとはクビ差で、セリフォスは後にマイルCSを勝っている。ダートのユニコーンSは度外視して、3勝クラスは一発で突破。ここが真価を試される場ですが、通用以上の力はあると思います。

エアロロノアは京都金杯2着。レースの質自体はどうかしらん?と思う面もあるのですが、決め手はある馬。昨年の勝ち馬イルーシヴパンサーは直線だけで差し切り、安田記念では7着ながら、そのイルーシヴパンサーと同じ上がり32.6を出した。続く富士Sも5着だったので東京芝1600の適性はあると思います。マイルCS(7着)もタイムはジャスティンカフェと同じ。

穴馬にサクラトゥジュール。ポンポンと勝ち上がる馬ではありませんが、リステッドで2走連続僅差の2着。今の好調さをもって3年前のラジオNIKKEI賞6着以来の重賞の舞台で通じるか。ただ、東京は(2.2.0.1)と相性が良い。

 

買い目は3を軸に3連複2、5、13、14に流して6点。

それから馬単5→2、3、13、14に流して5点。計11点。