粕本集呆の「競馬の花道」

カスPこと粕本集呆と逆神の権兵衛による、日本で唯一、当たらないことを"売り"にしている競馬予想ブログ。

日曜中京メイン「日経新春杯」(GⅡ)予想

今日、とある店のガラガラ抽選会でガラガラを回して、生まれて初めて白以外の色が出た。というわけでトイレットペーパー4ロールパック。それからブログで予想は出さなかったのですが、愛知杯馬連3,900円的中。2,900円プラス。日曜日の日経新春杯は以前は相性の良いレースだったのですが、ここ最近は的中から遠ざかっている。今週一週間は働きづめだった記憶しかなく、何もいいコトがなかった。最近は土曜日に当たって日曜日にハズれるというケースが多いのですが、日経新春杯を当てないと、私の一週間の幸運の上限は、2,900円とトイレットペーパー4個ということになってしまう。

 

ハンデ戦ですが、愛知杯は重いハンデを背負った馬がものともせずに結果を出す傾向がある(今回もトップハンデ56.5キロのマリアエレーナが3着)のに対し、日経新春杯は背負わされると苦戦する傾向にあります。ここ10年は2016年3着だったサトノノブレス58キロが最高で、昨年ステラヴェローチェ57、2017年3着モンドインテロの56.5が続く。つまり、56より背負わされた馬は近10年で3頭しか馬券に絡んでいない。今年は14頭立てで57キロ以上が6頭、しかも1番人気が59キロ。重ハンデ馬の取捨選択が鍵になります。しかもおそらく日曜の中京は重めが残る。

 

◎5枠8番 ヴェローナシチー(川田 54キロ/3番人気 5.0倍)

〇3枠3番 ロバートソンキー(伊藤 57キロ/1番人気 4.0倍)

▲2枠2番 ヴェルトライゼンデ(イーガン 59キロ/1番人気 4.0倍)

△3枠4番 ハヤヤッコ(吉田隼 58.5キロ /7番人気 18.6倍)

△7枠12番 プラダリア(松山 56キロ/4番人気 7.2倍)

×4枠5番 モズナガレボシ(角田大河 55キロ/14番人気 100.5倍)

(単勝人気とオッズは前日のもの)

 

本命は明け4歳ヴェローナシチー。まだ1勝馬ですが、掲示板を外したのが菊花賞のみ。3勝クラスで1番人気をもらいながら勝てなかった前走はちょっと気になりますが、中京芝2200メートルという距離は京都新聞杯2着、神戸新聞杯5着の実績。後者は勝ち馬から0.8秒とちょっと離されているような気もしますが、今回ハンデ54なら。重い馬場は未知数ですが、血統的には苦手ではないが歓迎もしないといった感じ。

ロバートソンキーはオープン昇級初戦のオールカマー(GⅡ)で2着。中京は(2.0.1.0)と好相性。57はちょっと見込まれた気がしないでもないですが、他の有力馬が更に背負わされたことを考えればマシな方。本当ならこれを本命にしてもいいのですが、鞍上が…重賞未勝利で昨年も4勝の伊藤。以前ならこういうマイナー騎手が檜舞台に立つと、応援の意味も込めて軸馬に据えたのですが、近年はこれでいい結果が出た試しがない。前日とはいえ、ヴェルトライゼンテと並んで1番人気とくれば、昨年夏の水口を思い出す。11戦中9戦伊藤鞍上で、GⅡ2着2回、GⅠにも2度出てともに人気以上の着順。この馬で伊藤の重賞勝ちを見たいのですが……。重馬場は歓迎とはいかないまでも、それで評価を落とすほどではないと思います。

ヴェルトライゼンデは59キロの酷量。昨年ジャパンカップ4番人気3着の馬が単勝4.0倍なのは、やはり59キロというハンデだからでしょう。59キロ以外にも鞍上がテン乗りのイーガン、ジャパンカップのレベルが例年ほどではないというもの些か気掛かり。ただ、59キロ背負わされるだけあって実績は群を抜いている。斤量だけで切ることはできない。それに馬場状態も不問。

ハヤヤッコも随分と背負わされた。追い切りもどうかという感じですが、元々実戦タイプの馬らしい。このメンバー中、馬場の重め残りを最も歓迎しているのはダートでも走るこの馬の陣営。中日新聞杯(GⅢ)も、57.5キロで勝ち馬から0.1秒差5着。過去58キロでダートのリステッドを勝っているので、58.5は他馬と比較しての問題で、この馬自体はそれほど苦にしないはず。展開次第で上位入線は充分有り得る。

プラダリアは昨年青葉賞勝ちでダービー5着。秋は今一つでしたが菊花賞後に更に一段成長したという陣営の言葉を信じたい。追い切りの動きも上々。

穴馬にモズナガレボシ。最低人気で前日ではあれど単勝万馬券。休養前の夏の小倉記念(GⅢ)が、勝ち馬から2.8秒差という惨敗。ただ、気になるのが調教過程。夏以来ながらしっかり乗り込まれ、馬体は出来上がっている。しかもこれまでとは調教内容を変えているらしい。仕上がり微妙な馬が多いので、過度に期待はできないけれど、ハンデ戦という割には波乱の臭いは薄く、楽しみに1頭くらい配当を盛り上げてくれそうな馬を指名したい。ただハンデはもう1キロ落として欲しかったのですが、54にならなかったのは重賞勝ち馬だからでしょうか。

 

買い目は8を軸に3連複2、3、4、5、12に流して10点。ワイド8-14(サンレイポケット)。

それから馬連3-2、4、5、8、12、14に流して6点。計17点。何だかんだいって伊藤の重賞初制覇に期待します。

サンレイポケットは58キロがどうか?58キロ背負わされた天皇賞で4着だったのでカンカン泣きする馬ではないですが、今回はハンデ戦ですし、一昨年ほどの勢いはない。8歳という年齢も気になる―このレースは高齢馬は苦戦する傾向にある―。ただ、実績の割に馬券的妙味もあり、殺し馬券の意味も込めて抑えてはおきます。