粕本集呆の「競馬の花道」

カスPこと粕本集呆と逆神の権兵衛による、日本で唯一、当たらないことを"売り"にしている競馬予想ブログ。

日曜阪神メイン「マイルチャンピオンシップ」(GⅠ)予想―実は土曜日にアップした”はず”のもの―

笠松競馬がまた競馬場外での放馬事故をやらかした。幸い一般町民に被害はなかったものの、厩務員2名負傷。通りを競走馬が渡る光景はある意味名物となっていたし、私も車で競馬場に向かう途中、係員に停められて、目の前を競走馬が引かれていったことがありました。珍奇な光景で面白いけれど、やはり危険であることには違いない。競走馬たちはエクスペリテやウィニー(笠松誘導馬で、呆れるほどにおとなしい)のようにはいかない。

この状況の改善については施設改修の過程で、最優先で取り組むはずだったのですが、八百長事件の影響で先延ばしになり、今もまだ移転用地の確保の問題で難航しているらしい。というか、それって言い訳では?むしろ開催自粛中に進めておけばよかったのでは?と思ったのですが。別に廃止などという話は、外野の中央重賞しか買わないような連中はともかく、内部からは一切出て来なかったわけだし。理由をつけてやらない、先延ばしにするという役人体質はホント何とかならないものか。

 

レーンが6番枠とか6枠だったら面白かった(?)のですが、騎乗するセリフォスは5枠10番。ちなみに666という数字は20世紀はじめにイギリスの魔術師アレイスター・クロウリーが生み出したセレマ思想と関係しているのではと。

 

マイルチャンピオンシップの予想を。

リピーターが強いレースで、ここ10年でも

ダノンシャーク 2013年3着 2014年1着

フィエロ 2014年2着 2015年2着

イスラボニータ 2015年3着 2016年2着

ペルシアンナイト 2017年1着 2018年2着 2019年3着

インディチャンプ 2019年1着 2020年2着

グランアレグリア 2020年1着 2021年1着

昨年勝ち馬グランアレグリアはもう引退しましたが、2着馬シュネルマイスター、3着馬ダノンザキッドは出走。ダノンシャークのように3着の翌年勝つ馬もいるので、この2頭には注意が必要。

あと馬場が相当荒れている。先週のエリザベス女王杯の時点で既に顕著でしたが、日曜日に雨が降る可能性が高い。内の差し馬は厳しいかも。更に難しいことに、今回荒れ馬場巧者といえる馬が見当たらない。悪い馬場でも走ってくれるかどうか見極めることが重要。

 

<逆神の権兵衛の予想。単勝人気とオッズは前日のもの>

過去2年はグランアレグリアいて非常に予想しやすかったが今年は上位拮抗のメンバー構成。実績馬と上り馬が近走で接戦を繰り広げており、どっちを上位に取るか?も難しい。やっぱり今週も外人かな?という気がしないでもないが…

 

芝マイルGⅠ近3走3、2、2着と手堅い

◎2枠4番 シュネルマイスター(ルメール/2番人気 5.3倍)

を前走スプリンターズS無視して本命。NHKマイルCでの勝ち時計が安田記念と遜色ない

○8枠15番 ダノンスコーピオン(川田/5番人気 8.0倍)

先物買いで相手に指名。

この2頭を軸にし、牝馬限定とはいえマイルGⅠを3戦して全勝は評価したい

×3枠6番 ソダシ(吉田隼/1番人気 4.0倍)

外国人騎手でGⅠ好走の傾向ある

×3枠5番 サリオス(R・ムーア/3番人気 5.9倍)

GⅠを2戦して共に4着とあと一歩も、レーン騎手で一押し効けば、で

×5枠10番 セリフォス(レーン/6番人気 8.5倍)

富士S4着も差は小さく、機種変更がいい方向に向けば怖い

×5枠9番 ピースオブエイト(C・デムーロ/12番人気 57.9倍)

前走京成杯AHで初重賞制覇と実績見劣るも阪神8戦して3着内7回のコース適正買って

×8枠17番ファルコニア (池添/11番人気 50.9倍)

を相手に、馬券は

軸4、14

相手5、6、9、10、17

の3連複2頭軸流し計5点に、ワイド4-15を押さえに入れた計6点で参ります。せめてワイドだけでも当たって(特券買っておいて)元金回収できれば…(常に弱気)

 

<カスPの予想>

◎5枠10番 セリフォス

〇8枠15番 ダノンスコーピオ

▲3枠6番 ソダシ

△3枠3番 ダノンザキッド(北村友/9番人気 28.8倍)

△6枠11番 ソウルラッシュ(松山/4番人気 7.5倍)

×6枠12番 ホウオウアマゾン(坂井/13番人気 69.4倍)

 

ダミアン様に魂を捧げます。ダイワメジャー産駒は道悪は得意。それにこの馬は阪神芝1600はデイリー杯2歳S(2歳GⅡ)を勝っていて、朝日杯FSも2着。NHKマイルは4着でも勝ち馬から0.3秒差、安田記念も4着ですが0.1秒差。瞬発力勝負も得意で、このコースにはピッタリ。

そのセリフォスをNHKマイルで破っているダノンスコーピオンはその前のアーリントンカップ(3歳GⅢ)で阪神芝1600を勝っている。ロードカナロア産駒も道悪は得意な方。富士Sではセリフォスに破れましたが0.1秒差。互角といっていいでしょう。

ソダシはマイルは得意。前2走の敗戦を、マイルじゃないからと考えるか調子が下降気味と捉えるかでしょう。ダートを走る血統だし、自身フェブラリーS3着の実績がある。今年こそ5着でしたが昨年の札幌記念(GⅡ)を勝っていて、スピードがあり、更に力を要する馬場は歓迎のはず。

昨年の上位馬では、安田記念は6着だったものの勝ち馬から0.2秒差で、以降も堅実に走っているダノンザキッドの方を。毎日王冠(GⅡ)でも、レコード勝ちのサリオスに0.2秒差3着。ただ、内枠だけにスタートで後手を踏んで馬群に包まれると厳しい。積極的な競馬をして欲しいところ。

ソウルラッシュは富士S(GⅢ)でセリフォスから0.1秒差2着。血統的にもパワータイプで重めの馬場はむしろ歓迎のクチでしょう。

逃げるのはおそらくホウオウアマゾン。有力勢の多くが馬場に苦労すれば逃げ粘れるかも。昨年も逃げて5着。安田記念は12着でしたが勝ち馬から0.5秒。スワンS(GⅡ)の大敗で評価を下げているのかもしれませんが実績的にはここでも見劣りはしない。

買い目は10を軸に三連複3、6、11、12、15に流して10点。ちゃんと6と6枠2頭(11,

12)を買い目に入れております。

 

<モリアテ教授の予想>

調教絶好 6

調教不調 14

◎3枠5番 サリオス

勝負馬券は5単複

笠松ヤングジョッキーズシリーズ続きの続き。

笠松競馬「C級サバイバル」の出馬表にありそうな馬名シリーズその1

トーヨコノハウル

 

その2があるのかどうか……?

地方競馬の新規調教師、騎手試験合格者の発表がありましたが、調教師は7名中、調教師補佐だった船橋の高橋宏征師以外の6名が元騎手。松田道明(ばんえい)、五十嵐冬樹(ホッカイドウ)、左海誠二(船橋)、酒井忍(川崎)、戸部尚美(愛知)、西川敏弘(高知)。いずれも名手。松田道明師は現役時代は名馬カネサブラックの主戦騎手でした。そう、ばんえいアイドルマスター記念」勝利騎手。驚いたのは戸部の年齢。年配だとはわかっていましたがまさか59歳だったとは。それにしてもNAR公式の一覧表は、競馬場の名前ではなく県で表示しているのですが、「愛知」という表記はいいなと思いました。「名古屋」といっても競馬場はもう弥富市。どこかのネズミーランドのようなものだと割り切ってしまえばいいのでしょうが、私は弥富移転に否定的な考えだったので「もうあそこは名古屋競馬場じゃない」と言い張っております。とはいえ「弥富」というのも嫌味ったらしくあまりよろしくない。だからとりあえずは不承不承「名古屋」と表記していたのですが、「愛知」という表記なら間違いでもなければ嫌味でもない。ちなみに私は「園田」という名称も使わず「兵庫」と記しています。園田競馬場以外に姫路競馬場があるから。岩手は盛岡、水沢があるのですが、はじめから「岩手」と名乗ってくれている。

笠松競馬「ヤングジョッキーズシリーズ」の続きを。

深澤杏花

岡遼太郎

金山昇馬

角田大和

長江慶悟

東川慎

小沢大仁

鷲頭虎太

永島まなみ

問題は9番佐々木世麗の馬。駄々をこねて全然本馬場に出たがらない。ここ数戦の成績は悪くないのですが、どうも性格的にかなり難しい馬らしく、管理する水野師も専門紙でテン乗りがどう出るか懸念を述べていました。懸念は的中。

それでも宥めすかして何とか本馬場へ。

第2戦結果

1着 6番シルバーサークル 東川 慎(1番人気)

2着 10番モリデンマグマ 永島まなみ(4番人気)

3着 8番スプリングハズカム 鷲頭虎太(5番人気)

4着 7番コスモマイディア 小沢大仁(3番人気)

5着 9番ナロー 佐々木世麗(2番人気)

東川は後方からの捲り、差しが得意。同じ笠松若手の深澤が逃げ、長江が好位づけを得意とするのとは対照的。このレースも道中後方から徐々に位置取りを上げていき、4コーナーで逃げていたモリデンマグマを捉えて先頭に、そのまま直線押し切った。馬券はシルバーサークル軸の3連複流しだったのですが、モリデンマグマを切っていた。この日は永島に笑い、泣かされました。第7Rの第1戦は永島の馬が3着に来てくれたおかげで3連単はウマーだったのですが、第8RのJRA交流戦で軸にしたら4着、そんでもって第9Rの第2戦で切ったら逃げ粘られた。

第1戦を勝った長江と第2戦を勝った東川。ただ、ふたりともファイナル進出ならず。長江は第1戦を勝ったものの、第2戦は第1戦とは対照的にかなり厳しい馬に乗せられ最低人気の殿負け。どちらかで有力、どちらかで厳しい馬に当たるようになっているのですが、長江はそれが極端でした。東川は第1戦でも3番人気と恵まれた馬に騎乗しながら、そこで殿負けを喫したのが痛かった。ただ、どちらのレースも混戦だったので、どちらも真ん中程度の馬が当たり、それを勝てなくても着実に上位に持って行った永島まなみがMVPでしょう。しかし笠松はウィニングサークルが、メイン終了頃にはどうしても逆光になってしまう。

長江が千葉ロッテの佐々木朗希に似ているとかで、レース終了後マスコミにこんな姿を披露したらしい。

www.gifu-np.co.jp

今年も馬渕繁治と黒澤愛斗がホッカイドウから冬季の出稼ぎに笠松へ。馬渕は56歳という年齢もあり、地元では宮平以下―つまり最低の成績なのですが、笠松に来ると結構待遇が良く、騎乗数は黒澤より少ないものの、昨日今日と3着入線あり。公式HPにある歓迎セレモニーのインタビューでも、

―具体的にどんなところが大好きなのか語っていただけますか。

いっぱい馬も乗せてもらえるし、勝たせてもらったり、本当に良いところです。

とはっきり。今日はメインの「東海クラウン」にも騎乗。宮平も笠松に来ればいいのにと思うのですが。松本剛志なんて兵庫ではいるかいないかわからない存在だったのに笠松に移籍するやリーディング2位。騎乗馬はともかく交流GⅠにも出場。環境が変わると……ということは往々にある。ただ笠松は馬がもうちょっと増えてくれないものか……。

笠松ヤングジョッキーズシリーズの続き。

今、youtube怪人ガムテープ男の御息女が声優として出演しているボイスドラマ「韻ふむふたり」を聴き、もうひとつのブログ「真夜中のカスP」で紹介しようと思ったのですが、スマホで「真夜中のカスP」を見てひっくり返った。

な、何じゃあこりゃあああ!

アダルトカテゴリに登録した以上、そういう広告が付くのは承知していたのですが、実際初めて自分のブログをスマホを通して見たら、結構キツイ。ライブドアブログは、昔は有料で広告を消せたのですが、今はそういう仕様がないのでこういった広告が出てくるのは不可避。こんなの電車の中では見れないし、朝の調教中に見ていたら、激怒した調教師にスマホを取られて、馬糞の山に投げつけられる(過去に調教時間中にエロサイト見ていた厩務員がそんな目に遭ったという話を聞いた)。ちなみにこのブログをスマホで見ると、こちらはこちらで予想会社の広告が出てくるのですが、それ以上に文章が読みづらい。私は両方ともPCで見られることを前提にブログを記しているし、私が他の人のブログを見るときも専らPCなのでこれまで全然意識しなかったのです。

というわけでカスPのブログはPC閲覧推奨。しかしスマホで見られることを考えて、今後手直ししないといけません。

さすがに「真夜中のカスP」だとガムテープ男のお嬢さんに悪いので、こちらで宣伝。

group.kadokawa.co.jp

池原千夏というキャラクターで、主人公の男子学生の方・鳩ケ谷優の幼馴染。第1話から第3話まで聴いたのですが、第3話はありがちな展開ながら、やっぱり熱くなるのは声優の演技力によるものか。それにしても宇多丸師匠の「ライムスター」はクラシック扱いなのか……。

仕事でだいたい月イチで来るゲームメーカーの営業さんたちと、売る側、作る側で一時間くらい色々情報交換したりするのですが、そのうちのひとつ・N社はあまり有名な声優は使わない。ひとつには経費の問題もあるのですが、もうひとつはゲームをきっかけに名前が売れればいいという、無名の声優たちを後押しする意図もあるそうで。半分お付き合いでそのメーカーのソフトを買ってプレイするのですが、無名でも全然気にならない。むしろ皆これだけの演技力があってマイナーなのかとさえ思ってしまう。そのメーカーが、かつてアニメでは端役ばかりだった頃の種﨑敦美をメインキャラに起用。ゲーム自体も結構高評価だったのですが、後にアーニャ・フォージャーで大ブレイクするとは。ただ、大塚明夫が指摘するように、今や声優は溢れかえっていて、端役ひとつゲットするのも一筋縄ではない。仕事の舞台は昔よりずっと増えたのですが、それ以上に声優が増えた。ベテラン声優の多くが、今の若い声優は「声だけ」だからいけないという。昔の声優は売れない俳優が半ば副業としてやっていたことから、年配のベテラン声優には苦労人が多く、「最近の若い者は…」的な臭いもしますが、ここまで声優が増え、全体のレベルが高いと、更なる何かを身に着けないといけないのかもしれない。ここは是非とも御父上のように顔にガムテープをグルグル巻きにして……いいのかどうか。

 

笠松競馬「ヤングジョッキーズシリーズ」の続きを。彼らもまた駆け出しの声優たちと同じ。

笠松競馬場パドックがコースの内側にあるという事情から、応援の垂れ幕をスタンドの上に掲げています。それに写真からもわかるように、パドック内に垂れ幕を着ける場所がない。以前はコースの外ラチに、スタンドに向けて着けていたのですが、これだと騎手や関係者には見えないし、動画にも映らない。パドック内は無理にしても、どこか垂れ幕を見せるための場所を考えた方がいいのでは?中央のパドックのように、応援幕が並ぶと華やかで場が盛り上がる。

第1戦は地元長江慶悟が乗るボルドーアドゥールが人気に。実績上位だし、何より元々長江のお手馬。長江はかなり恵まれた。

第1戦結果

1着 10番ボルドーアドゥール 長江慶悟(1番人気)

2着 9番オーミルシア 金山昇馬(2番人気)

3着 7番エイデルバイスン 永島まなみ(5番人気)

4着 6番マイネルケイローン 角田大和(6番人気)

5着 4番アイファーキャノン 深澤杏花(10番人気)

若手や女性騎手対抗の醍醐味は、ガチンコのぶつかり合い。勝ち馬は抜けていたのですが、以降は実力差があまりなく、混戦模様。自然流れが速くなり、やはり前に行った馬は最後バテてしまいます。勝ったボルドーアドゥールは好位でしたが、2、3着馬は後方からの捲り。特にオーミルシアの金山は、比較的馬群が固まっていたとはいえ3コーナーまでは後方で、慣れない笠松で焦らずよく堪えた。

三連単は4,240円。笠松の1番人気→2番人気→5番人気にしては意外に高く、ホクホク……まあ、ネタバレすれば当たったのはこのレースだけで、以降は全敗だったのですが。

続きはまた次回。

実はヤングジョッキーズシリーズ(笠松)に行ってきました。

権兵衛氏のコメントから、過去こんな画像を作ったのを思い出した。

ダミアン様、

あっしは悪魔に魂を

売りやすぜ!

(カスPの魂の価格・税込み1,920円)

 

11月13日の競馬の結果

中央阪神エリザベス女王杯」…カスP 馬連1,920円的中(10点)/逆神の権兵衛 ハズレ

モリアテ教授 ハズレ

1着 18番ジェラルディーナ(4番人気)カス〇 権△

2着(同着) 13番ウインマリリン(5番人気)カス△ 権◎

2着(同着) 15番ライラック(12番人気)

 

いらんことしいデムーロ兄貴が来なかったら、13-18の馬連は37.8倍でした。それでもライラックが突っ込んで来たときは、いつもの自分のツキのなさから「やられた!」と天を仰ぎました。ダミアン・レーン鞍上のウインマリリンが同着に踏み留まってくれたのは、幾らか運が向いてきたからか?いつものように三連複だったら権兵衛氏同様やられていたし。

 

10月9日の笠松競馬秋まつりの模様もまだ途中なのですが、11月2日の「ヤングジョッキーズシリーズ」も現地で見てきました。ここ暫くブログが更新できず、今更感もありますが、折角写真を撮ってきたのだから。

東川慎(笠松)

長江慶悟、深澤杏花(ともに笠松)

鷲頭虎太、永島まなみ(ともにJRA)。

角田大和(JRA)、小沢大仁(JRA)、佐々木世麗(兵庫)

金山昇馬(佐賀)、岡遼太郎(高知)。

「ヤングジョッキーズシリーズ」の写真の続きはまた次回に。

日曜阪神メイン「エリザベス女王杯」(牝馬GⅠ)予想

いざ!エリザベス女王陛下の弔い合戦!

9月に死去したエリザベス2世女王で最も印象に残っているシーンは、チャールズ国王(当時王太子)がカミラ夫人と再婚したときのコメント。

「今日は素晴らしい出来事がふたつありました。ひとつはグランド・ナショナルの優勝馬が決定したこと。もうひとつは息子のチャールズが再婚したことです」(2005年)

グランド・ナショナルは言わずと知れた障害レースの最高峰で、エリザベス女王が大の競馬好きとは知っていたけれど、再婚とはいえ息子の結婚の前に競馬のレースを先に出すか?息子に対する当てつけだな、と思ったのですが……チャールズ新国王は競馬に対する関心はさほど高くないらしく、王室と競馬の関係を切りはしないものの、大幅に縮小する方針だとか。

 

エリザベス女王杯の予想を。このレース、結構癖のあるレースで、順当に決まることが少なく、時としてとんでもない大波乱が起こる。クィーンスプマンテテイエムプリキュアの人気薄2頭が逃げてそのまま2頭で決まってしまった2009年は、ある意味伝説のレース。

過去10年に絞れば、1番人気が勝ったレースは一昨年のラッキーライラックのみ。馬券圏内に残る確率60%。これをどう捉えるか?ただ、過去10年で2桁人気も2016年2着のシングウィズジョイ(12番人気)と昨年の勝ち馬アカイイト(10番人気)の2頭しか馬券に絡んでいない。所謂「伏兵」レベルの馬に注意が必要。あと、2020年より阪神で開催され、どちらかといえばスピードよりタフネスを要求される傾向にあるレース。

 

<逆神の権兵衛の予想(単勝人気とオッズは前日のもの)>

元々波乱の多いレース。重賞上位常連の馬が多数並んで実力拮抗。そして天気は雨予報でどれだけ渋るか分からないと超難解。見るのは良いけど馬券を買うのは・・・などと言ってもしょうがないので、BS11競馬中継で言ってた「前走1秒差以上で敗れた馬はアカ~ン」というデータを踏まえてサッサと予想します。

 

昨年のオールカマー勝ち後不振を極めたが前走札幌記念で復調気配示した

◎7枠13番 ウインマリリン(レーン/5番人気  11.2倍)

をD.レーン騎手頼みで本命

以下2kgの斤量の恩恵がある3歳馬から、同じコースの秋華賞上位2頭

○5枠10番 スタニングローズ(坂井/2番人気 6.1倍)

▲6枠11番 ナミュール(横山武/3番人気 6.7倍)

同距離の前走オールカマー勝ち含め差のない競馬続く

△8枠18番 ジェラルディーナ(C・デムーロ/4番人気 9.3倍) 

勝ちきれない競馬多いがR.ムーア騎手での一変期待で

×4枠8番 アンドヴァラナウト(ムーア/7番人気 13.5倍)

時計の速い馬場課題も前走から斤量3kg減が魅力の未知の外国馬

×3枠5番 マジカルラグーン(フォーリー/8番人気 14.1倍)

を相手に、馬券は

軸13

相手5、8、10、11、18

の3連複1頭軸流し計10点で参ります。地方、障害含めると、ここから地獄の10連戦。せめて一つでも当たらないものか……

 

<カスPの予想>

◎4枠7番 イズジョーノキセキ(ルメール/9番人気 14.4倍)

〇8枠18番 ジェラルディーナ

▲5枠10番 スタニングローズ

△7枠13番 ウインマリリン

△8枠17番 ウインマイティー(和田竜/11番人気 17.4倍)

 

本命はイズジョーノキセキ。岩田康が制裁を喰らって出場停止となったが、一昨年ラッキーライラックでこのレースを制したルメールが空いていたというアンジョーノキセキ。12番人気でソダシを破った前走も、OP昇級初戦でいきなりの大金星。この幸運に賭けたい。生産者の沖田哲夫氏は、前走が生産馬の中央重賞初制覇。血統的にもタフなレースには向いていそう。昨年のこのレース、格上挑戦で勝ち馬から0.4秒差5着。

阪神内回りは外枠不利なイメージがありますが、意外にもこのレース、大外18番枠が馬券によく絡んでくる。阪神に変わってからは一昨年の勝ち馬ラッキーライラックも18番枠。8枠ということなら昨年の勝ち馬アカイイトも8枠16番。コンスタントに速い上がりを出せるこの馬は、内がちょっと荒れはじめている今の馬場なら、大外枠の方がむしろ好都合かも。

スタニングローズは紫苑S秋華賞に続く秋3戦目。表向き疲れは見せていないが……?

あとはマリリン、マイティーのウイン2頭。ウインが最後にGⅠを制したのは、あのウインクリューガー。マリリンは前走、札幌記念でジャックドールに0.2秒差3着。一昨年のエリザベス女王杯は4着、昨年は3番人気に推されながらも16着の屈辱。雪辱なるか?マイティーは2走前のマーメイドSでマリアエレーナを撃破していますが、そのマリアエレーナは小倉記念でジェラルディーナ相手に0.8秒差つけ、天皇賞秋は不利を受けながら7着と健闘。マイティーの父ゴールドシップ宝塚記念を連覇。

買い目は7、10、13、17、18の馬連ボックスで10点。馬連ボックスとはいえデアリングタクト、ナミュールを切ったのだから結構冒険。

 

<モリアテ教授の予想>

調教絶好 11、18

調教不調 3

◎6枠11番 ナミュール

勝負馬券は6単複

ネタにならないJBC3連戦の結果

11月3日の競馬の結果

岩手競馬JBCレディスクラシック」…カスP 三連複980円的中/逆神の権兵衛 ハズレ

1着 12番ヴァレーデラルナ(3番人気)カス×

2着 9番グランブリッジ(2番人気)カス▲ 権△

3着 2番ショウナンナデシコ(1番人気)カス◎ 権◎

 

JBCスプリント」…カスPハズレ/逆神の権兵衛 ハズレ

1着 6番ダンシングプリンス(3番人気)

2着 12番リュウノユキナ(5番人気) カス△ 権×

3着 8番ヘリオス(4番人気)カス◎ 権▲

 

JBCクラシック」…カスPハズレ/逆神の権兵衛 三連複1,550円的中

1着 13番テーオーケインズ(1番人気)カス▲ 権〇

2着 4番クラウンプライド(2番人気)カス△ 権△

3着 8番ペイシャエス(4番人気)カス△ 権×

 

やよいさん:ツマラナイ結果ですねぇ。

両方ともに中途半端に1レースだけ、

それもしょっぱい配当当ててますぅ。

こんなんだったらいっそ、

ふたりとも3レース全敗した方が

ネタになったんですけどねぇ。

というか、

その方向でネタ画像作ってたんで、

そのまま使っちゃいましょーかぁ。

 

JBCレディスクラシックの結果については……?

瀬戸際権兵衛「まるで記憶にございません」

―では、JBCスプリントの結果については……?

瀬戸際権兵衛「これも記憶にございません」

―最後に、JBCクラシックの結果については……?

瀬戸際権兵衛「全然記憶にございません」

岩手競馬「JBCレディスクラシック、JBCスプリント、JBCクラシック」(交流GⅠ)予想

カス:フッ、一日にGⅠ3レースとは。望むところよ。

権兵衛:ヒャッハー!3レースとも頂きだぜェ!

(建前)

 

い、一日三連敗は相当メンタルにこたえるぜ……。

せ、せめて1レースだけでも当てなければ……。

(本音)

 

というわけで、悪夢の日が今年もやって参りました。しかも盛岡開催の今年は、メンバーを見ただけでかなりキツイ。どのレースも上位は実力が伯仲していて、抜けた存在というのがいない。ちなみに東海公営は1頭も参戦なし。1頭名古屋の馬が登録していたような気もするのですが……。

JBCレディスクラシック

1800メートル。第10R。16:40発走

<逆神の権兵衛の予想>

前哨戦レディスプレリュードが上位勢それほど差のない結果。出走馬はダートグレード競走での上位常連がズラリと並ぶ好メンバーですが、実力接近で馬券の取捨が難題。人気が信頼できる傾向があるので波乱も望みづらいとなると…。

レディスプレリュード上位3頭を素直に買うとして、最上位にはかしわ記念勝ちの実績ある

◎2枠2番 ショウナンナデシコ(JRA・吉田隼)

を取り、後は着順の順で

〇7枠10番 プリティチャンス(JRA・C・デムーロ)

▲4枠4番 テリオスベル(JRA・江田照)

と印を回す。以下地方交流重賞2連勝の新進気鋭の3歳馬

△7枠9番 グランブリッジ(JRA・福永)

牡牝混合の日本テレビ盃で3着と地力ある

×3枠3番 サルサディオーネ(大井・矢野貴)

までを馬券に加え、買い目は

2、3、4、9、10

の3連複ボックス計10点で参ります。

 

<カスPの予想>

◎2枠2番 ショウナンナデシコ

〇3枠3番 サルサディオーネ

▲7枠9番 グランブリッジ

△7枠10番 プリティーチャンス

△4枠4番 テリオスベル

×8枠12番 ヴァレーデラルナ(JRA・岩田望)

南部杯」での背信が気になる吉田隼人ですが、ショウナンナデシコは「レディスプレリュード」も逃げて標的にされてしまった感が強く、3着でも勝ち馬と0.2秒差。今回はサルサディオーネが逃げるでしょうから番手で競馬を進められるはず。

〇以降は横一線。サルサディオーネは南関以外の地方のコースで自身の走りができるかどうか。昨年は金沢で3番人気に推されながら10着に敗れた。「日本テレビ盃」では「クラシック」出走の2頭の後塵を拝しましたが、今年は「川崎記念」9着以降、すべて逃げて結果を残している。南関馬によくいる内弁慶でさえなければ、上位は必至なはず。

穴馬はヴァレーデラルナ。3連勝でオープン入りして初の重賞挑戦。例年ならこのレベルで充分通用するのですが、今年はメンバーが揃った。勢いでどこまで?

買い目は2を軸に三連複3、4、9、10、12に流して10点。

 

JBCスプリント

1200メートル。第11R。17:20発走

<逆神の権兵衛の予想>

一番難しいレース。元々波乱の傾向がある上に好走後のレースでアッサリ負けたりする馬が多くて信頼性に欠ける。臨戦過程もバラバラで、マイルCS南部杯組や韓国遠征直後の馬の取捨が難解。

2年前のプロキオンS以降1400M以下では全て3着確保の前年覇者

◎1枠1番 レッドルゼル(JRA・川田)

が手堅さの点で軸に向く。以下は前哨戦東京盃で好走した馬が有力なので、2着の

〇8枠13番 テイエムサウスダン(JRA・岩田康)

を素直に買う。以下は敢えてマイルGⅠ組を狙って

▲5枠8番 ヘリオス(JRA・武)

△4枠5番 イグナイター(兵庫・田中学)

とし、最後に前走クラスターカップ2着など崩れない

×7枠12番 リュウノユキナ(JRA・横山武)

を加え、馬券は

1、5、8、12、13

の3連複ボックス計10点で参ります。

 

<カスPの予想>

◎5枠8番 ヘリオス

〇1枠1番 レッドルゼル

▲8枠13番 テイエムサウスダン

△4枠5番 イグナイター

△7枠12番 リュウノユキナ

△8枠14番 スマートダンディー(JRA・戸崎)

難解。こういう場合は騎手で決めます。困ったときの武豊。スマートダンディーはちょっと贔屓が入っています。石橋守調教師にタイトルを獲って欲しい。社台とまったく縁がない中頑張っている。主戦秋山真一郎だったが今回は戸崎。地方競馬場での戦いということもあり、鞍上変更はプラスと取りたい。

買い目は8を軸に三連複1、5、12、13、14に流して10点。気になるのは大井のプライルード。「羽田盃」惨敗の後スプリント路線に転換して躍進。「アフター5スター賞」の勝ちっぷりは評価に値する。今回初めて中央馬との戦いになるし、中央勢のレベルが高く、印は回りませんでしたが、このレース、度々大波乱があるだけに……。

 

JBCクラシック

2000メートル。第12R。18:40発走。

<逆神の権兵衛の予想>

強い馬が実力どおりに結果を出す傾向があるレース。帝王賞組が優位ですが、その他の路線の馬の見分けが鍵か?

前走帝王賞でダートG1初制覇の

◎4枠6番 メイショウハリオ(JRA・浜中)

を素直に評価する。その帝王賞で4着と崩れたが、昨年チャンピオンズC勝ちある

〇7枠13番 テーオーケインズ(JRA・松山)

もメンバー弱化でチャンスあり。次いで前哨戦日本テレビ盃上位2頭の

▲4枠7番 フィールドセンス(船橋・本橋)

△3枠4番  クラウンプライド(JRA・福永)

が連下候補。最後に日本テレビ盃4着もジャパンダートダービー2着の素質を買って

×5枠8番 ペイシャエス(JRA・菅原明)

を拾い、馬券は

4、6、7、8、13

の3連複ボックス計10点で参ります。う~ん、やっぱり競馬の予想は難しい。(←人気馬ばかり買ってるくせに)

 

<カスPの予想>

◎4枠6番 メイショウハリオ

〇4枠7番 フィールドセンス

▲7枠13番 テーオーケインズ

△3枠4番  クラウンプライド

△5枠8番 ペイシャエス

中央勢の取捨選択に迷いましたが、素直に実績で決めました。地方馬はフィールドセンスに期待。船橋の山下貴之厩舎といえば、カジノフォンテン。「かしわ記念」4着で復調の兆しが見えたかと思ったのですが、以降表舞台に現れず。代わりに出てきたのがこの馬。カジノフォンテン同様、勢いがあるうちは買いたい。

買い目は6を軸に三連複4、7、8、13に流して6点。馬連6ー7、

三連単6→7→4、8、13で計10点。